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Zoom Q2n — ミュージシャンに向けた映像も撮れるハイレゾオーディオレコーダー

InterBEE2016でズームがビデオも撮れるオーディオレコーダー、Zoom Q2nを発表した。主に自分撮りをしてネット配信するための小型のビデオ/オーディオレコーダーだが、ポイントはハイレゾオーディオで録音できること。それゆえ、ミュージシャンが自分の演奏をネット配信する場合などに最適だ。

Zoom Q2n

Q2nの概要

ズーム(Zoom)はオーディオの世界では有名な日本のメーカーで、ZoomH4nなどのオーディオレコーダーを発売している。しかし、数年前からオーディオに留まらず、ビデオの世界にも進出している。そして、今回発売したのが、全く新しいマーケットを狙ったQ2nだ。

基本的には、この製品はズームのハイクオリティオーディオとビデオを組み合わせたもの。しかし、この製品が狙っているのは、全く新しいマーケットだ。ターゲットは、ネットで自分の演奏を配信したいミュージシャンや音にこだわった映像を作成したいユーザー。小さな筐体だが、HDビデオと高音質のオーディオが簡単に記録できる。

主な仕様

主な仕様を見てみよう。まず、オーディオに関しては、120dB SPLのサウンドレベルを持つステレオマイクロフォンを搭載し、24bit、96 KHzのWAVで記録できる。オーディオレベルは大きなダイアルで、簡単にコントロールできる。

もちろん、オーディオレコーダーとしても使用可能。サイドにミニプラグ入力が用意されており、外部マイク入力やライン入力が可能。外部マイクへはプラグインパワー(5V DC)が供給できるが、Phantom電源(主に48V DC)ではない。出力に関しては、ヘッドフォン/ライン出力用ミニジャックが用意されている。

他の使用法としては、USBを介してDAW(Digital Audio Workstation)に接続することが考えられる。120dB SPLで集音できるので、ドラムソロも問題ないだろう。

ビデオ機能に関しては、フルHD/30fpsで記録でき、レンズは固定(36cm – ∞)でF2.0、160°の視野角を持つ。これは35mm換算でだいたい16.6mmだ。使用されているCodecはMPEG-4 AVC/H.264で、MOVでラッピングする。

5種類の拡大が可能。(×0.75 / ×0.85 / ×1.00 / ×1.30 / ×1.50) スペック自体は特別驚くほどではないが、実際に収録された映像と音声は極めて良好だ。

Zoom Q2n

電源は2個の単3乾電池(同梱)を使用し、ビデオの品質にもよるが2~3時間の収録ができる。DCアダプター、ウィンドスクリーン、ホットシューマウント、三脚アダプターが別売アクセサリーで用意されている。

Q2nは10月に発売され、市場価格は約19,800円。

ズームのWebサイトはこちら

cinema5D at Inter BEE 2016
ManfrottoFujiya Avic

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