Z CAM E2シネマカメラ - ハンズオン

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ペンチ国立公園で短いドキュメンタリー撮影をするため、インドのジャングルへ分け入ったが、この時に使ったのがZ CAM E2だった。ここでは、厳しい環境での使用感についてレポートする。ただ、この時はZRAW(内部RAW記録、パーシャルデベイヤー、最大4096×2160 @ 30fpsをサポート)で記録できる新しいファームウェアアップデート(V 0.88)が間に合わなかった。近い将来、ZRAWファームウエアで撮影してみたい。

Z CAM E2 camera

それまでも筆者はマイクロフォーサーズカメラを使っていた。具体的には、ちょうど10年前に最初のパナソニックLUMIX GH1を購入した。

当時は、フルHD、AVCHD /17 Mbpsが最大解像度だった。使用可能なISO値は400だったが、Voigtlaenderレンズはフルフレームの視野角(25mm f0.95など)を可能にし、後にV. Kiselevのハックによりビットレートが安定した25Mbpsに改善された。全体として、納得できる画像だった。

そして10年前から、中国のメーカーZ CAMの新しいシネマカメラZ CAM E2を使うようになった。 4K DCI /ProRes HQ 10bit 4:2:2で内部記録でき、Z-LOG2プロファイルで最大60fps(4k H265で最大120fps、1:2.4モードで160fps)で記録できるマイクロフォーサーズカメラだ。

Z CAM E2 – Minimum Rigging

Z CAM E2の設定

マイクロフォーサーズフォーマットについて気に入っているのは、スピードブースター(0.71x)を使用する場合を含め、ほとんどすべてのレンズに対応できることだ。スピードブースターを使用すると、たとえばキヤノンEFレンズを使用できると同時に、感度が1stop向上する。

4K DCIモード(4096 x 2160)では、Z CAM E2のクロップファクターは約1.9で、スピードブースターを使用すると約1.35のクロップとなる。

残念ながら、Z CAM E2に使用できるケージは発売されていないが、カメラの上部、下部、側面には多くの1/4インチネジ穴が用意されている。 Z CAM E2と組み合わせて、マジックアームを搭載したPortkeys BM5モニターのプロトタイプを使用したが、このときの状況は下の画像をご覧いただきたい。なおリリースバージョンは黒だが、プロトタイプの表面は陽極酸化された緑だ。

音声に関しては、横に取り付けたZ CAM E2の3.5mmオーディオ入力を使用し、Sennheiser MKE 440を使用したが、これは理想的ではなかった。また、3.5mm入力を介して録音された音質には、言いたいことが多くある。オーディオに関しては、将来改善されることを望む。

レンズは、2本のレンズを選択した。ドキュメンタリーの撮影にはOlympus 12-100mm f4(手振れ補正機能が優れている)、野生動物の撮影にはMetabonesスピードブースターとキヤノンEF 100-400mm f4.5–5.6 version1だ。

なお4K DCI時1.9クロップファクターでのケラレは、オリンパスレンズの最広角で発生する可能性がある。

Z CAM E2では、さまざまな容量のソニーNPFバッテリーを使用できる。今回の撮影では、5200mA(NP F750)を数個持って行ったが、消費電力が驚くほど低くバッテリー持続時間がまったく問題にならなかったことは嬉しい誤算だった。

同じ種類のバッテリーをPortkeys BM5モニターにも使用できるのも大きなメリットだが、モニターの電力消費が非常に高かったため、すべての予備バッテリーを使った。

Man at work- With the Z CAM E2

堅牢性

インドのジャングルでの気温は45°Cにもなり、非常に乾燥した気候のため、オープンジープででこぼこで埃っぽい道路を走行する場合、機材が心配だった。

しかし問題はまったくなかった。モニターもカメラも十分堅牢で、温度による問題も発生しなかった。モニターにはファンがあり、音を拾わないよう最低の設定まで下げたため、非常に熱くなったが、機能に問題は無かった。

画質

今回の撮影でZ CAM E2シネマカメラを採用した主な決定要因は、小型で耐久性があり4K DCI ProRes HQで撮影できることだった。

Z CAM E2は期待どおりで、これで撮影された映像が冒頭のビデオだ。このカメラは、非常に有機的で繊細な画像を撮影でき、色も素晴らしい。Z CAMから提供されたLUTを使用してZ-LOG2プロファイルをグレーディングするのも簡単だ。

夜のショットでは、ISOを16000に上げる必要があったが、画質はそれほど荒れず、使用可能な範囲だ。

ダイナミックレンジ

Z CAMは、13stopのダイナミックレンジを公表しており、テストでどのような結果になるか非常に興味があった(テスト方法の詳細についてはこちら)。テストしたファームウエアは0.86で、その時点ではRAW記録はサポートされていなかった。

Fig.1: Waveform plot of the Z CAM E2 cinema camera at ISO500 using Z-LOG2 ProRes HQ – about 11 stops can be identified above the noise floor.

Xyla 21ステップチャートの波形プロットは、約11stopを示している(図1)。 IMATESTを使用してダイナミックレンジを計算すると、4K DCI 23.98fps/ ProRes HQ/ISO 500/Z-LOG2で10.8stopの結果が得られた。(SNR = 1で11.9stop、図2)

Z CAM E2はデュアルISOセンサーを使用しているため、ISO 2500の2番目のゲイン値もテストしたが、こちらは10.4stopだった(SNR = 2)。

これらは、パナソニックGH5s(10.7stop)とほぼ同じで、他のマイクロフォーサーズカメラの BMPCC4KはProRes HQ で11.6stopのダイナミックレンジだ。

Z CAM E2はHDRモードも可能だが、HDRモードではハイライトされた部分のシャッタースピードを8倍にしてもう1枚の画像をキャプチャし、これら2枚を1枚のビデオフレームにマージする(ダイナミックレンジはさらに3stop増加する)。

ただし実際にこれを試してみると、画面の変化があるシーンでは奇妙なモーションブラーが見える。ただし、動きの少ないインタビューなどのシーンや、より高いシャッタースピード(1/200以上)を必要とする状況では有用だ。

Fig. 2:IMATEST calculates 10.8 stops of dynamic range for the Z CAM E2 cinema camera at a signal to noise ratio of 2 for 4k DCI ISO500 ProRes recording using Z-LOG2 (1/SNR = 0.5, medium value in the upper right hand table).

ローリングシャッター

我々は、300Hzの高周波、クオーツおよびマイクロコントローラーベースのストロボライトに基づいた新しいテスト方法を使用している。センサーの読み出しは上から下に向かって行われるため、ストロボから一連の黒と白のバーが取得される。

ローリングシャッター測定では驚くべき結果が得られ、全体として非常に優秀な印象を受けた。4K DCI 25pモード(ProRes HQ/ZLOG2時)では、11.1 msという非常に良い結果が得られた。なお、BMPCC4kはUHD 25pモードで16 msだ。

Z CAM Rolling Shutter effect

 

メニュー

ところで、Z CAMフェイスブックグループで語られている内容は非常によく、Z CAMユーザーだけでなく、そうでない映像クリエーターにとっても有用なものだ。

iOSに対応したZ CAMスマートフォンアプリもあり、カメラとwifiで接続し、すべての設定にアクセスきるほか、遅延もほとんどなく、フルスクリーン画像プレビューも見ることができる。なお、Androidバージョンはまだベータリリース。

モニターで見ている場合、ライブビューと記録ビューとの間に多少の遅延がある場合は、スマートフォンで確認すると良いだろう。

カメラ機能については、ゼブラや偽色、あるいはフォーカスピーキングが非常に強力だ。特にフォーカスピーキングはメニューでこれを調整できる。(現在は利用できない) 。

メニュー自体はシンプルで分かりやすく、またファンクションボタンのカスタムも可能だ。ただし、一部の設定、たとえばフレームレートの変更などはかなりメニューの深いところにある。そのため、撮影中に即座に変更したい場合は苦労する。

なお注意しておきたいのは、ProResで記録した場合、カメラでの再生ができないということだ。(ファームウェアバージョン0.86)。将来のファームウエアアップデートで対応されることを望みたい。

Portkeys BM5モニターと組み合わせ

理論的には、この組み合わせはうまく機能するはずだ。 Portkeys BM5モニター(記事はこちら)は5インチFHDモニターで、ケーブルを介してタッチスクリーン上のカメラのメニューを操作できる。ただし新しいファームウエアでもまだ対応されていない。

画面自体は非常に明るく(2000 NITS)、直射日光下でも画像を見るのに問題は無かった。しかし残念ながら、表面は非常に反射性が高く、視聴を妨げる。下の図3を参照。

また、消費電力が大きく、オーディオ収録に支障が出ないよう内部ファンを「低」に設定すると非常に熱くなる。

全体として、良いモニターだが、上のような問題点も併せ持つ。入力はHDMIだが1080p信号しか対応しておらず、Z CAM E2の4K信号を受け取れない。したがって、4K HDMI信号の場合、モニターでフォーカスを判断する方法がない。モニターのパンチイン(1:1ピクセルビュー)も組み込みのフォーカスピークもこの信号を正確に表示しないためだ。

そのため、カメラのフォーカスピーキング(HDMI経由でモニターに表示)に依存する必要がある。

Fig. 3: The Portkeys BM5 monitor – bright (2000 NITS) and well built, however the screen is very reflective which can hamper the viewing experience outside.

まとめ

Z CAM E2シネマカメラは、マイクロフォーサーズカメラのラインアップに新しく追加されたものであり、非常に多くの新機能が搭載されているが、何よりもまず画質の向上があげられる。ただし3.5mm入力のオーディオクオリティは、改善の余地がある。

高いフレームレート、ProRes記録など、多くの機能が追加されたのは評価できる。 Z CAMは間違いなく注目すべきメーカーで、今年後半に予定されている新しいAPS-Cおよびフルフレームカメラ(S6、F6、およびF8)も注目を集めるだろう。

ただし、マイクロフォーサーズクラスの他のシネマカメラと比較する場合、BMPCC4Kは無視できない。 BMPCC4Kは安価で、5インチモニターを内蔵し、内部ProResおよび12ビットRAW記録(Blackmagic raw)が可能だ。また、BMPCC4Kは0.8stopのダイナミックレンジを出している。しかしZ CAMはマルチカム記録や同期、wifiなどの機能を持っており、これらの機能はアドバンテージとなる

 

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