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サムヤン/ロキノンがXEEN CFプライムレンズを発表

4年前、サムヤン/ロキノンが映画用プライムレンズとしてXEENラインナップを発表した。IBC 2019では、XEEN CFと呼ばれる新しいラインアップを導入している。まずは24mm、50mm、および85mmの3本をリリースした。すべてT1.5となっている。

XEEN CF

Image credit-XEEN

XEEN CFレンズは、従来のXEENレンズよりもコンパクトではるかに軽量となった。 CFはカーボンファイバーの略で、これらのレンズが非常に軽量である理由の1つとなっている。従来のXEEN 24mm が1.2kgであったのに比べ、新しいXEEN CF 24mm(EFマウント)は900gしかない。サイズも小さくなっており、従来が121.7 mmだったのに対し、98.5 mmに収まっている。

Older lens vs. new. XEEN CF Cinema Prime Lenses. Image credit-cinema5D

XEEN CFシネマプライムの概要

XEEN CFはシネマプライムレンズとして位置付けられており、それに値する優れた機能を備えている。スムーズなアイリス、大きなフォーカスリング回転角度(200°)、0.8ピッチのギア、レンズリングの多数のフォーカスマーク、11枚の絞り羽根、そしてフルフレームに対応する。

XEEN CF

Image credit-XEEN

 

更に以下の仕様を持つ。

  • T1.5絞り
  • オペレーター側とAC側の両方からフォーカスプルするための双方向スケール。
  • リングの統一された位置と、同じフィルター径(95mm)
  • 明るいマーキング塗料
  • フレア、ゴースト、内部反射を制御する「Xコーティング」
  • EF、E、PLマウントを用意
  • 8K解像度をサポート

ただ、これらはあくまで紙上の情報に過ぎず、機会があればテストしたい。画質については、以下のビデオがサムヤンによって公開されている。

残念ながら、このビデオはHDで、これらのレンズを正しく判断するには4K映像が必要だ。

XEEN CFレンズは、上のビデオにあるようにRonin 2のようなジンバルと一緒に使用すると非常に意味がある。 24mm、50mm、85mmの3本のレンズはすべて同じ寸法、同じギア位置、同じフィルター径となっている。 ただし85mmは他の2本よりも100g重くなっている。ジンバルやステディカムでのレンズ交換はやり易いだろう。

仕様

以下は、24mm T1.5、50mm T1.5、および85mm T1.5の3本のXEEN CFシネプライムの仕様。レンズ本体の一部はカーボンファイバーが使われているが、レンズ本体はアルミニウム製となっている。

XEEN CF

image credit: Samyang

XEEN CFの取扱説明書には、16mm T2.6レンズと35mm T1.5レンズに関する仕様も記載されている。サムヤン/ロキノンによると、16mmおよび35mmプライムは2020年初頭にリリースされる予定。

XEEN CF

16mm T2.6 and 35mm T1.5? Image credit: Samyang (instruction manual)

今のところ、24mm、50mm、および85mmのみが公式に発表されているが、今後ラインアップは充実していくだろう。

価格と発売時期

24mm、50mm、および85mmは近日中に発売が予定されている。これらのXEEN CFシネプライムは、同社のサイトでマウント(EF、E、PL)にを選択し、事前注文ができる。各レンズの価格は2,495ドル。

XEEN CF

Image credit-XEEN

リンク: XEEN Website

 

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