東芝がセキュリティ機能搭載のSDカードを発表

東芝メモリはセキュリティ機能を持つSDカードをCP+2018で発表した。このSDカードは、不正なアクセスを防ぐため、スマートフォンでロックすることができる。同社の佐藤氏に話を伺った。

Protected SD

SDカードの「SD」とは「Secure Digital」の略であるとWikipediaに記されている。 しかし実際にはデータセキュリティに関して安全ではない。

例えば、撮影済みのSDカードを紛失した場合、記録されている映像は誰もが見ることができるので、クライアントの信頼を失うことになる。ここで紹介する東芝メモリのSDカードは、映像を扱う我々にとっても、大変意義深いものだ。

データ保護機能付きSDカードの概要

このSDカードはMamolicaという名前で、見た目は通常のSDカードと同じだが、このカードにはNFC(近距離無線通信)チップが内蔵されている。NFC対応スマートフォンを使用すると、カードをロックすることができ、ロックされている状態ではカードに録画することはできるが、保存されているファイルを読み取ることはできない。

従って、カードを紛失したり盗まれたりしても、内容を読まれる心配はない。 同社によると、この機能は放送局の要求によって開発されたものだそうだ。カードの紛失や盗難は避けられないが、それ以降の危険は回避される。

容量は8GB / 16GB / 32GBが用意されており、10MB /秒(Class10)の書き込み速度を持つ。これはFullHDの収録には十分なスピードで、圧縮した4K映像も記録可能だ。スピードクラスと記録できる映像については、以下の評を参考にしていただきたい。

secured sd card

image credit: SDcard.org

 

今後の展望

実は2日前、撮影中のDJI Inspire 1が墜落して、カメラとそれに挿入されていたマイクロSDカードが紛失してしまった。ドローンオペレーターは岩場の中を探し回ったのだが、見つけられたのはバッテリーとフレームのパーツの一部のみだった。

ここで使われていたのはマイクロSDカードだ。東芝メモリによると、この技術は現在標準サイズのSDカードでしかサポートされていない。その理由は、マイクロSDカードのサイズ内に、この新技術を収めるのはまだ難しいからとのことだ。

Secured SD card

貴重なコンテンツを盗難や誤用から守ることが求められており、同社はこの技術をさらに推進していきたいと考えているので、マイクロSDで実現できるのも時間の問題だろう。最近では、マイクロSDカードは小型カメラでは一般的に使用されている。

発売時期

この新しいSDカードは現在量産体制に入っているが、まだ価格と発売予定に関するアナウンスはない。東芝はこの新しいSDカードをまず日本で発売し、必要に応じて海外へも展開する予定だ。

東芝メモリのWebページはこちら

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