2019.10.10 Jakub Han
KIPONは、PLおよびLPLマウントレンズ用の新しいPRO用アダプターと、ラージフォーマットレンズ用の0.7倍速ブースターを発表した。アダプターは、丈夫なステンレス製の筐体でできている。ソニーE、マイクロフォーサーズ、ニコンZ、EOS R、L、富士フイルム Gマウント、REDカメラなど、ほとんどの一般的なミラーレスマウントで使用できる。このアダプターは現在入手可能。 KIPON PRO cine adapters 上海に本社を置くKIPONは、主にレンズアダプターと手頃な価格のマニュアルフォーカスレンズで知られている。 2018年3月に、キヤノンEF-富士フイルムX-Mountオートフォーカスアダプターについて記事をリリースした(英語)。そして今回、KIPONは新しいPROアダプターをリリースした。 PLおよびLPLマウントレンズ用KIPON PROシネアダプター KIPONの新しいPROシネアダプターの最初のグループは、光学レンズのないアダプターだ。 PLおよびLPLマウントシネレンズ用に設計されているため、これらのアダプターはオートフォーカスやオートアイリスをサポートしていない。完全なマニュアル操作のみをサポートしている。 これらすべてのPROアダプターは、非常に優れた耐摩耗性を持つステンレス素材を使用して高精度で製造されている。 KIPONは、長年使用した後でも、レンズとボディマウント側の誤差は無いと述べている。すべてのPROアダプターにさまざまな厚さのシム紙を追加して、正確な(バック)フォーカスを確保することもできる。 Shim papers with different thickness for KIPON PRO cine adapters PROアダプターは、次のマウントが用意されている。 PL to Sony E-mount PL to Micro four thirds PL to Nikon Z PL to EOS R-mount PL to L-mount LPL to Sony E-mount LPL to FUJIFILM G-mount (GFX medium format cameras) LPL to RED cameras mount PL to LPL-mount KIPON PRO cine adapters can also be stacked もう一つのPROシリーズは、焦点距離と開口値を0.7倍に減らす光学レンズを備えたアダプターだ。これらは、大きなイメージサークルやPLレンズを備えたラージフォーマットレンズに対応するように設計されている。次のバージョンが用意されている。 BAVEYES HASSELBLAD V to LPL 0.7x BAVEYES PENTAX645 to LPL 0.7x BAVEYES PL to Micro four thirds 0.7x BAVEYES PL to Sony E-mount 0.7x 価格と発売時期 KIPONは、これらのアダプターはすでに入手可能。同社は、将来、新しいPRO製品ラインのモデルの開発をさらに進めると述べている。
続きを読む2019.8.12 Jakub Han
Metabonesは、Blackmagic Design Pocket Cinema Camera 4K(BMPCC4K)用に特別に設計された新シリーズのSpeed Boosterアダプターを発表した。再設計された光学系は、低絞りでの撮影時にシャープネスを向上させる。ULTRA 0.71xおよびXL 0.64xがあり、キヤノンEFマウント、ニコンGマウント、およびARRI PLマウント用が用意されている。このアダプターはBMPCC 4Kでのみ使用でき、他のマイクロフォーサーズカメラには対応していない。 Speed Booster Adapters for BMPCC 4K. Source: Metabones 現在、多くのレンズアダプターメーカーが存在するが、スピードブースター(光学レンズ付きアダプター)に関しては、Metabonesは比類のない画質を提供する。また、さまざまなレンズマウントと多数のSLR用レンズに対応する幅広いアダプター群を用意している。これらのアダプターの中には、マイクロフォーサーズカメラ用のスピードブースターも存在するが、これらはBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kで使用すると、低い絞りで撮影すると画像が甘くなることがあった。そのためMetabonesは、特にBMPCC 4K用に設計された新シリーズのSpeed Boosterアダプターをリリースした。 BMPCC 4K専用のMetabones Speed Booster Metabones Speed Boosterの新シリーズは、Blackmagic Design Pocket Cinema Camera 4K(BMPCC4K)専用に設計されている。光学系はCaldwell Photographicによって設計された。このアダプターには、ULTRA 0.71xおよびXL 0.64xの標準バージョンがあり、どちらのバージョンも標準のマイクロフォーサーズスピードブースターアダプターに似ているが、光学系はBlackmagicカメラのフィルタースタックの厚さを最適化するように再設計されており、標準のマイクロフォーサーズカメラよりもかなり薄くなっている。 Speed Booster Canon EF Standard and Cine Adapters for BMPCC 4K. Source: Metabones ここでは、フィルターの厚さについては深く掘り下げないが、詳細については、レンズレンタルのブログに役立つ記事があるので参照いただきたい。カメラのフィルタースタックの厚さは、全体的な光学設計の重要な要素であり、再設計された光学系により、新しいSpeed Boosterは、標準マイクロフォーサーズ用のSpeed Boosterバージョンと同じ高性能をBMPCC 4Kで実現できる。前述したように、これは特に開放絞りで重要となる。 Speed Booster Nikon G Adapter for BMPCC 4K. Source: Metabones また、新しいスピードブースターシリーズには、新しい光学設計に加え、BMPCC4Kカメラ本体の高さに合わせて、より長い三脚マウントも備えている。これにより、カメラとスピードブースターを同じクイックリリースプレートにマウントすることができる。 Speed Booster ARRI PL Adapter for BMPCC 4K. Source: Metabones Speed Booster ULTRA 0.71xおよびXL 0.64xは、ニコンGレンズマウント、キヤノンEFレンズマウント、キヤノンEF CINEレンズマウントに対応している。 PLレンズマウントはULTRA 0.71xでのみ対応している。キヤノンEF CINEレンズマウントは、電子接続用のポジティブロックを装備し、三脚マウントの対応とともに、強固なセットアップが可能になっており、フォローフォーカスアタッチメントに対応している。 Crop factors table. Source: Metabones BMPCC4K用の新しいSpeed Booster ULTRA 0.71xは、超高屈折率のタンタルベースの光学ガラスを組み込んだ4群6枚のレンズ構成。 Metabonesによると、新しいSpeed Boostersの光学性能は、マウントするすべてのレンズのMTFを改善する。以下は、Metabones WebサイトのMTFチャート。 MTF Charts for the Spped Booster ULTRA. Source: Metabones 上記のチャートは、理想的なレンズに取り付けられた場合のSpeed Booster ULTRA 0.71xの光学性能を示している。図1から3は、それぞれf / 0.9、f / 1.0、f / 2.0の絞り時で、10、20、40 lp / mmのMTFを示している。 f / 0.90の最大絞り(f / 1.2マスターレンズの場合)では、シャープネスとコントラストはイメージサークル全体にわたって素晴らしい値を示している。 f / 1.0まで最高の写真用レンズと同等かそれ以上の性能となっている。 f / 2.0までの絞りでは、写真光学ではめったに見られないパフォーマンスが得られる。即ち新しいスピードブースターは装着されたマスターレンズの性能を常に向上させていることを意味している。図4は、f / 0.9と広く開いていても、コーナー照明の減衰が1stop未満であることを示している。絞りがf / 2.82に達しても、周辺光量の低下はまったく見られない。図5は、Speed Booster ULTRAによって直線歪みが0.7%未満で無視できることを示している。 BMPCC 4K用の新しいSpeed Booster XL 0.64xは、7枚のレンズで、最大f / 0.80(フルフレームf / 1.2レンズ)で高い光学性能を実現する。下はMetabonesのウェブサイトのMTFチャート。 MTF Charts for the Spped Booster XL. Source: Metabones 下の図1〜3は、f / 0.8、f / 1.1、およびf / 1.81の絞りで、10、20、および40 lp / mmでのMTFを示している。 f / 0.80(f / 1.2マスターレンズを使用)では、シャープネスとコントラストは、画像の高さが5.1 mmまで良好な値となる。これは、BMPCC4KカメラのFHDビデオモードの制限画像高。 5.1 mmを超えると、性能は低下するが、Blackmagicで使用されているセンサーのコーナーでも非常に良好なままとなっている。マスターレンズの絞りがf / 1.8とf / 2.8(それぞれf / 1.1とf / 1.8の絞りに対応)に縮小されるので、特にコーナーでパフォーマンスが向上する。図4は、f / 0.8でもコーナー照明の減衰が1stopに留まることを示している。絞りがf / 3.42でも、周辺光量の低下はまったく見られない。図5は、Speed Booster XL 0.64xによる直線歪みが0.8%未満で無視できることを示している。 (MTFデータは、100mmの射出瞳距離を持つマスターレンズにSpeed Boosterが取り付けられていることを前提とする回折ベースの計算。センサー誘起アポダイゼーション効果は考慮されない。これは周辺光量低下と言われる現象で、大きな絞りでの実際の結果は、計算値よりも優れている可能性がある。) (照明データは、100mmの射出瞳距離とケラレが無い完全なマスターレンズを想定している。f/ 2.8で見られるわずかな減衰は、機械的なケラレがゼロであるため、cos4効果のみによるもの。実際の結果は、射出瞳距離を使用したマスターレンズの周辺光量の低下特性) 繰り返すが、この新しい一連のMetabones Speed Boosterアダプターは、BMPCC 4K専用に設計されている。 JVC、オリンパス、パナソニックなどの他のマイクロフォーサーズカメラには使用できない。 BMPCC 4K Speed Boosterアダプターは現在予約注文が可能。価格はバージョンによって異なり、490〜720ドル。 8月中旬に出荷される予定。
続きを読む2019.5.17 Jeff Loch
Metabonesは高級レンズアダプターを製造していることで知られる会社だが、今回EF to EOS M Speed Booster ULTRA 0.71xをリリースした。このアダプターを使用することにより、フルフレームのキヤノンEFレンズをEOS Mカメラに取り付けることができる。更に、レンズを1stop明るくし、クロップファクターを0.71倍に減らすことができる。 キヤノンEOS Mカメラ 2012年に発売された最初のEOS Mシリーズカメラは、それほど注目を集めることはなかった。 EOS M / M2 / M3と続き、cinema5DでもレビューしたM10、そして現在このシリーズ最上位のEOS M50まで、多くのEOS Mカメラが発売された。 EOS M50は24.1メガピクセル CMOS APS-Cセンサーを搭載し、4K UHD/25fps、1080P/60fpsで撮影することができる。上級のカメラには及ばないが、コンパクトで手軽に撮影できる。 Image credit: Tinh Khuong EOS Mカメラの問題は、高品質のネイティブレンズがないことだ。 EF-Mマウントには、4本のズームレンズと3本の単焦点レンズしか用意されていない。また、EOS Rマウントカメラの発売により、レンズもEOS R用レンズにシフトしていくだろう。従ってMetabones EF to EOS M Speed Booster ULTRA 0.71は、EOS Mカメラにとって、可能性を広げるアダプターと言える。 Metabones EF to EOS M Speed Booster ULTRAの概要 Metabonesは高品質のレンズアダプターを製造することで有名だ。 2013年に、同社はカメラのクロップファクターを減らし、さらにレンズの明るさを1stop明るくできるEマウントSpeed Boosterを導入した。 Metabones EF to EOS M Speed Booster ULTRA 0.71xも原理は同じだ。これによりEOSカメラの1.5倍のトリミングファクタを1.07倍に減らし、レンズを1stop明るくできる。例えば、APS-Cセンサー上で24-70mm f / 2.8のレンズは17-50mm f / 2.0に、50mm f / 1.2は35.5mm f / f0.9になる。 このアダプターはすべてのフルフレームキヤノン EFレンズと互換性がある。なおEF-Sレンズとも互換性があるが、ケラレが出る可能性がある。アダプターを使用しても、レンズ収差補正を除く、手ぶれ補正やオートフォーカスなど、カメラとレンズのほとんどの機能はネイティブにサポートされる。 EXIFメタデータは、改善されたf値と焦点距離を反映する。 Image credit: Metabones Speed Booster ULTRAは、Caldwell Photographic Inc.が開発した高度な4群5枚の光学系を採用しており、Metabonesによれば、「コーナーシャープネスの改善と、ディストーション、およびケラレの低減により並外れた光学性能を実現」している。 価格と発売時期 既にキヤノン、Commlite、Fotgaなどから、EOS MカメラにEFレンズをマウントするためのアダプターが用意されている。しかし、これらのアダプターのどれもMetabones Speed Boosterのようなことはできない。 Metabones EF to EOS M Speed Booster ULTRA 0.71xは、現在479ドルで入手可能。
続きを読む2019.4.19 Olaf von Voss
ソニーがFS7 / FS7 IIを2/3インチズームレンズに対応したENGカメラに変えるためのLA-EB1 B4マウントレンズアダプターを発表した。 CBK-FS7BKビルドアップキットと組み合わせて完成する。しかし価格は非常に高価になってしまう。 A Sony FS7 II paired with a Fujinon ENG zoom lens. The vital link? A brand-new Sony B4 mount. LA-EB1 B4マウントの概要 LA-EB1 B4マウントアダプターをCBK-FS7BKビルドアップキットと一緒に組み合わせることで、FS7 / FS7 IIで通常のB4 2/3″ENGレンズがマウントできENGカメラとして使用することができる。このアダプターにより0.6stop暗くなるだけだ。これによりFS7 / FS7 IIに標準の2/3インチENGスタイルレンズを装着することができる。これらのレンズは安価ではないが、ズーム範囲はかなり広くなる。 Sony LA-EB1 B4 mount adapter. このカメラ用のB4アダプターは新しいものではないが、LA-EB1 B4アダプターはレンズに給電できるほか、レンズデータをビューファインダーで表示することができる。これにより余分なケーブルが不要になり、アクセサリーがなくてもデータが表示できる。 Fs7 II with CBK-FS7BK build-up kit and LA-EB1 E/B4 mount adapter (and a 2/3″ ENG zoom lens). 価格と発売時期 LA-EB1 B4マウントアダプターは5600ドル。 FS7 IIが約9000ドルなのでかなり割高感がある。 The CBK-FS7BKビルドアップキットと同様、B4マウントアダプターは2019年12月まで発売されない。また、CBK-FS7BKビルドアップキット(オーディオエクステンション、ショルダーパッド/プレートおよび専用EVFを含む)は約730ドルで、従って総額は約21900ドルと非常に高価なものとなってしまう。 ソニーのNAB2019プレスリリースはこちら。
続きを読む2018.9.24 Adam Plowden
上のビデオは「字幕」ボタンで日本語字幕が表示されます。 SLR Magicは、Anamorphot 1.33x -65にフォーカシングギアを付加し、アナモルフィック撮影時のフォローフォーカスに最適化した。 SLR Magicは数年前から手頃な価格のアナモフィックレンズに力を入れており、映像クリエーターにとって頼もしい存在になっている。しかし、Anamorphot 1.33x -65アナモフィックアダプターでは、アダプターのフォーカシングとレンズのフォーカシングを別々に行う必要があり、同時にフォーカシングしたりフォローフォーカスを使う事ができなかった。 (Anamorphot 1.33x -65のレビュー記事はこちら)。 この問題を解決するため、SLR Magicはアダプターにフォーカシングギアを付加し、レンズとAnamorphotアダプターの両方にフォローフォーカスシステムを使用できるようにした。ただし、このソリューションはフォーカスの正確さという点では絶対的なものではないことは覚えておいて欲しい。しかし、SLR MagicのAndrew氏が上のビデオで説明しているように、Synchronized Follow Focus Controlユニットの価格と、レンズがT2.9であることを考慮すれば、十分価値があるものだ。 PDMovieを使用して同期フォローフォーカスを実現 フジノンMKレンズとSLR Magic Anamorphot 1.33x 65の組み合わせで、レンズとアダプターの両方のフォーカスリングにギアがあるが、直径は異なる。このため、両方のユニットの同期フォーカシングを行うのは簡単ではない。そこでPDMovieが使用されている。 PDMovie Live 3はワイヤレスフォローフォーカスシステムで、これを使って、AnamorphotアダプターとフジノンMKレンズのフォーカスリングの回転を同期させている。それぞれの回転角と直径が異なっているが、PDMovie Live 3でエンドポイントをマップすることができる。そのため、レンズとアダプター両方を、リモートで同期してフォーカシングすることができるのだ。 ChroszielやTeradekのような同期フォローフォーカスシステムも多く商品化されているが、これらはかなり高価だ。これに対しPDMovieシステムはかなり低価格で実現できる。 SLR MagicはフォーカシングギアをすべてのAnamorphotアダプターに採用する計画だ。これにより、後付けのフォーカスギアリングや手動フォーカスの問題を解決することができ、ハイエンドのみならず、一般のユーザーでも使用できるようになる。 フジヤエービックのショップサイト SLR Magic Anamorphot 1.33x-65アダプター FUJINON MK18-55mm T2.9 FUJINON MK50-135mm T2.9
続きを読む2018.7.8 Johnnie Behiri
前回SLR MagicのアナモフィックレンズアダプターAnamorphot 65について、同社のマイクロシネマプライムやフジノンのMKレンズのような82mmのフィルター径レンズに装着できることをレポートした。現在、このアダプターは予約販売を開始している。 SLR Magic Anamorphot 65 anamorphic adapter on a Sony a7 III camera 今年のCineGearでSLR Magicにインタビューしたが、今回テストする機会があったので報告しよう。 アナモフィックレンズとは まず、なぜ「アナモフィックな」撮影が行われるのか考えてみよう。その答えは簡単で、映画的なルックの美しさが、アナモフィックレンズで撮影することによって出せるからだ。 しかしそれにもかかわらず、アナモフィック撮影が広く普及していないのはなぜだろうか?それは恐らくコストとテクニックが必要なためだ。 本当に高品質なアナモフィックレンズは、インディー映画制作者ではとても手が出るものではない。ビンテージのアナモフィックレンズを購入するという方法もあるが、これはそれなりに技術がいる。アナモフィックに関しては、私の友人でありコンテンツの投稿者であるTito Fernandez氏がYouTubeで、レンズやアダプターの貴重な情報を紹介しているので、是非参考にしていただきたい。 アナモフィックレンズが高価で手が出ないなら、アダプターを使用するという手がある。アナモフィックレンズアダプターをレンズの前に装着するというアイデアは新しいものではなく、以前から利用されてきた手法だ。これなら手持ちのレンズをそのまま使ってアナモフィック撮影ができる。過去にSLR MagicのエントリーレベルのアナモフィックアダプターAnamorphot 40をテストしたが、アナモフィックでの撮影を楽しめるだけではなく、高品質の映像が撮影できるという点からも高評価できるものだった。 SLR Magic Anamorphot 65 SLR magic Anamorphot 65の概要 以下はAnamorphot 65の主な仕様。 1.33xアダプターで、16×9センサーを持つ最新のカメラで使用できる フィルター径82mmで、SLR Magicマイクロプライム、一部のシグマレンズ、フジノンMK 18-55mm、50-135mmに取り付け可能 フィルター径112mmの他のフィルターを装着できる マットボックスが装着できる外径114mmの外径 重量: 0.78 kg SLR Magic Anamorphot 65 112mm filter thread フジノンMK 18-55mm とMK 50-135mmに対応 これら2本のフジノンMKレンズは約2年前に発売され、その後多くの映画制作に愛用されている。価格と品質は素晴らしく、サイズと重量も手頃で使いやすい。私はアダプターをEマウントのレンズでテストしたが、その後フジノンはXマウントバージョンの出荷を開始し、富士フイルムのほとんどのカメラと通信することができる。 マイクロフォーサーズマウントにも対応しているので、オリンパスやパナソニックのカメラでも使用できる。 SLR magicのAnamorphot 65は、これのレンズを念頭に置いて作られており、完璧にフィットする。 Set your full frame camera to APS-C/Super 35mm option MKレンズにアナモフィックアダプターを取り付ける 最高の光学性能を得るため、アダプターをMKレンズに装着する前に、レンズのバックフォーカスをチェックする必要がある。アダプターをレンズに装着するのは簡単だが、何故かMK 18-55よりもMK 50-135に取り付けるほうが簡単だった。取り付け後は、アダプターとレンズが正しく位置合わせされるように、カメラを平らな場所に置く。 カメラ側に関しては、ソニーα7シリーズのようなフルフレームカメラで使用する場合は、メニュー設定でAPS-CやSuper 35mmモードに変更することを忘れてはならない。残念ながら、a7シリーズカメラには「デスクイーズ」機能がないので、LCDやVFで引き伸ばされた映像を確認することができない。なお、アダプターは軽量なので、レンズサポートなしでも、ハンドヘルドでも撮影することができる。 Photo exported from the timeline. Quality of the adapter glass “off-center” is good too! アダプターの性能 数日間、私はソニーα7 IIIにMKレンズとアダプターを装着して撮影した。ルックは大変気に入った。レンズに関しては、フジノンMK 50-135はアダプターが装着されていても焦点距離全域で使用できる。ただ広角端の50mmは、もう少し広角側が欲しいところだ。またシャープなフォーカシングも多少扱いが難しいところがある。その結果、このレンズを使用して撮った映像の多くで少しフォーカスが甘いところがあった。 18-55mmでは全く問題なく、アダプターとのマッチングも完璧だった。フォーカシングは必ずしも簡単ではなかったが、全般的に映像は素晴らしいものだった。アダプターを装着しても切れが良いのは非常に気持が良い。ただ、予想通りズーム全域を使うことはできなく、30mm以降しか使用できない。しかしアナモフィック撮影ではほぼ問題ないだろう。逆に55mmは少し短かすぎる気もするが、被写体の自由が効く撮影では少し寄ればよいだけの話だ。 Dual focus necessity. Lens and Adapter. Distance markers are matching SLR magic Anamorphot 65で注意すべきこと レンズアダプターを使用する場合、他の多くの製品と同様に問題がある。それはレンズとアダプター両方でフォーカスを合わせる必要があることだ。ただAnamorphot 65で良いのは、アナモフィックアダプターがMKレンズを念頭に置いて作られているので、レンズとアダプターのマーキングが似ていることと、アライメントが完璧なので、例えばレンズのフォーカスマークを10フィートに合わせた場合、アダプターのフォーカスリングを同じ数値にすると完璧なフォーカシングができることだ。 ただ両方でフォーカシングしなければならないので、面倒には違いない。フォーカスミスをする危険性は多分に残されている。フォーカシングを簡単にするため、レンズのフォーカスリングとアダプターのフォーカスリングに取り付ける「ハンドル」のような物があればよいのだが。 残念ながら、これを解決する手段は今のところ無い。 SLR Magic Anamorphot 65 on a FUJINON lens. My favourite is the MK 18-55mm まとめ 価格、使い勝手、光学性能の3つの点で評価してみたい。価格は主観的なものだが、このアナモフィックレンズアダプターのパフォーマンスから言えば高価なものではないだろう。ユーザビリティに関しては、先程のフォーカシングの問題があり、あまり高い評価ではない。光学性能については、このルックは実に好ましいものだ。特に、MKレンズの性能を考え、あえてフレアを抑えたことに対しSLR Magicに敬意を表したいくらいだ。 SLR MagicのAnamorphot 65とフジノンMK 18-55mmの組み合わせは、低予算でのアナモフィック撮影に最適といえる。両方のフォーカシングを合わせなければならないことに対してソリューションがあれば完璧なのだが。 上記のビデオはAdobe Premiere CCの最新版で編集されている。 ソニーα7 III、PP7(S-Log 2)で撮影したもので、主に800 ISOで撮影し、Film Convertで処理した。 音楽:Art-list Music theme: Me and You by Oliver Michael フジヤエービックのショップサイト SLR Magic Anamorphot 1.33x-65アダプター ※発売時期未定 FUJINON MK18-55mm T2.9 FUJINON MK50-135mm T2.9
続きを読む2017.9.17 Adam Plowden
人気のフジノンMKレンズは、Duclos LensesやMTF Servicesにより、マイクロフォーサーズやFZマウントにも対応できるようになった。 FUJINON MK 18-55mm T2.9と50-135mm T2.9は、FS5とFS7などのEマウントカメラユーザーに非常に人気がある。焦点距離と絞りの多様性は、独立した映画制作からドキュメンタリースタイルの撮影まで、様々な撮影に理想的なレンズだ。 マウントは、マイクロフォーサーズ、ソニーFZマウント、およびフジノンXマウントカメラに対応しており、パナソニックGH5からソニーF5 / F55 / F65のようなハイエンドのプロダクションカメラまで幅広く対応している。 英国ではMTFサービスにより、フジノンMKレンズをマイクロフォーサーズおよびFZマウントシステムに対応させることができる。価格は現在公開されておらず、レンズをMTFサービスに発送する必要がある。詳細はこちらのMTFサービスWebサイト(英語)を参照いただきたい。 Duclos Lensesは、ソニーEマウントからソニーFZマウントへの変換サービスをDIYキットの形で提供している。DIYキットはWebストア(英語)で、500ドルで購入できる。 フジノンレンズとDuclosレンズの両方で、これらは同じねじ形状のマウント交換用のものであると述べている。 フジノンは今後、X-T2に採用されているXマウントをサポートし、自社ブランドカメラとの互換性も予定している。 EFマウントについては、残念ながら、フジノンは物理的に不可能であると述べているため、これらのレンズがEFマウントに適合する可能性は無いだろう。 フジヤエービックのショップサイト FUJINON MK18-55mm T2.9 FUJINON MK50-135mm T2.9
続きを読む2017.7.7 Adam Plowden
Fotodiox DLX Stretchレンズアダプターは、NDフィルター、マクロ、絞りコントロールが可能で、レンズに装着するとこれらのコントロールがこのアダプターだけで行える。 Fotodioxは、Metabonesのレンズアダプターよりも低価格で、多機能なため、よく知られている。新製品のDLX Stretchシリーズは、単なるレンズアダプターではない。各種カメラでの使用に加え、マクロのためのレンズバレルエクステンダー、ニコンレンズのマニュアルアイリスコントロール、NDフィルターの3つの機能を持っている。 マクロ機能は、レンズ鏡筒のダイヤルを回してレンズ鏡筒を伸ばすことで機能する。これによりレンズがセンサーから離れ、マクロになる。 レンズアダプターのニコンバージョンでは、手動制御のできないニコンレンズに対し、アイリスコントロールが可能になる。 キヤノンレンズを使用している場合は、Fotodioxはカメラのアイリス制御用電子コントロールができないため、マニュアルで操作することになる。 このアダプターの興味深い機能は、NDフィルターだ。これはレンズのリアマウントに装備されており、露光量を調整する。明るい状況で浅い被写界深度を実現する場合などに必要となる。また、ソニーのミラーレスカメラで、高ISOのS-Logプロファイルで撮影する場合も有用だ。DLXシリーズにはパッケージにND4 / 8/16が含まれている。フィルターはレンズのリアマウントにぴったりと収まる。 Fotodiox DLXシリーズアダプターは、次のようなレンズマウントとボディマウントで使用できる。 カメラボディマウント: Sony E Mount, Micro Four-Thirds, Fuji X Mount. レンズマウント: Canon EF, Canon FD, Contax/Yashica, Leica R, Minolta MD, Nikon, Olympus Zuiko (OM) and Pentax K. Fotodiox DLXシリーズアダプターは129.95ドルで、他のメーカーの製品と比較して安価だ。しかし、電子制御ができないため、オートフォーカスや手ブレ補正などの機能は不可で、主にマニュアルで使用する。 Fotodiox DLX Stretchの実際の操作方法は下のビデオで見ることができる。 同社の他のアダプターについては、FotodioxのWebサイトをご覧いただきたい。
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