2019.12.12 Jakub Han
Alister Chapman氏によるソニーFX9チュートリアルビデオがYouTubeで視聴できる。オランダで開催されたVocas Sony FX9 daysで撮影された3.5時間のビデオだ。氏はカメラのさまざまな機能について語っており、FX9の購入を検討する場合は非常に参考になる。 Alister Chapman during Sony FX9 tutorial in the Netherlands. Image credit: Vocas ソニーの新しいフルフレームシネマカメラFX9は、今年のアムステルダムで開催されたIBCショーで展示された。発表記事と、ハンズオンビデオの記事も参照いただきたい。 PXW-FX9チートリアルビデオ オランダでのVocas Sony PXW-FX9 Daysの期間中、ソニーの認定エキスパートであるAlister Chapman氏がFX9チュートリアルを配信した。このチュートリアルビデオがVocasによりYoutubeに公開されている。3.5時間以上のビデオで詳細情報が含まれている。 このYoutubeビデオには情報が満載されているため、合計時間は3時間39分と非常に長くなっている。タイムスタンプもあるので、特定の機能のみ見る場合、簡単に見つけることができる。残念ながら、これらのタイムスタンプはYoutubeモバイルアプリでは機能しないが、タイムコードに基づいて見つけることができる。 以下はチュートリアルビデオのチャプター 1:12 Start of presentation by Alister, introductions 3:54 Start looking at FX9 4:49 FX9 Highlights 5:57 XDCA-FX9 Extension 6:37 Does it replace the FS7/FS7 II? 7:30 E-mount lens mount, why/advantages 12:33 Using Lens adapters 13:07 Sony E-mount lenses 14:04 FX9 with kit lens 16:02 Choosing a lens for autofocus 20:08 What about 3rd party lenses? 24:17 Variable ND filter 40:04 The new full-frame sensor – downsampling, S35, dynamic range, look 1:04:02 Comparing Venice and FX9 look 1:13:47 S-Cinetone and new colourscience 1:27:32 Cine-EI 1:39:30 LUT’s 1:49:23 Dual Base ISO 2:10:18 Shutter speed vs Angle 2:13:45 Future RAW output & other features / roadmap 2:24:27 Sensor scan modes 2:28:43 Planning metadata 2:29:47 Lenses clarification for autofocus 2:32:20 Viewfinder 2:33:50 Autofocus to die for 3:09:32 What else can it do? (intro) 3:09:49 Slow & Quick motion 3:10:22 Post production image stabilization 3:15:31 Picture cache recording 3:17:47 Interval recording 3:20:22 4K and HD sub recording 3:21:09 Proxy recording 3:23:00 Wifi connectivity, remote control & viewing 3:24:39 4 channels of audio 3:25:42 Timecode in/out 3:25:57 HDMI & SDI connections 3:26:23 Weather sealing 3:27:46 New handgrip 3:28:33 Press & hold to change modes 3:29:09 Direct menu 3:30:18 Anamorphic support 3:31:40 New Sony lenses 3:32:58 Final Q & A Sony PWX-FX9 Body 価格と発売時期 FX9は現在フジヤエービックで予約注文可能。出荷は今月後半の予定。価格は、1,320,000 円(税込)。FE PZ 28-135mm f / 4 G OSSレンズ付きも選択でき、こちらは1,650,000 円(税込)となっている。 関連商品 フジヤエービックのショップサイト SONY PXW-FX9(本体のみ) 画像のレンズは付属しません 現在入荷待ち SONY PXW-FX9K(キットレンズ付属) 現在入荷待ち
続きを読む2019.10.8 Jakub Han
シグマは、近く発売が予定されているfpカメラとその付属品の3Dモデルをリリースした。モデルは、STEP形式で、無料でダウンロードできる。これにより、サードパーティがアクセサリーを設計することが容易になるだけでなく、一般のユーザーも独自のアクセサリーが自作できる。 SIGMA fp 3D models available for free download fpは、シグマが2019年第4四半期にリリースを予定している、フルフレームLマウントミラーレスカメラ。そしてこの小さなカメラは、Cinema DNG RAW形式の4K UHDビデオを記録できる。 このカメラは2019年7月に発表され、cinema5Dでは発表イベントの記事をリリースした(記事はこちら)。また、IBC 2019では同社の山木社長にインタビューし、fpカメラの進捗状況をお聞きした(インタビュー記事はこちら)。 まもなくfpカメラを手にしてサンプル映像をお届けできる予定だ。なお、シグマの工場見学の記事はこちら。 fpの3Dデータダウンロード 数日前、fpカメラとそのアクセサリーの3Dデータが公表された。これらのデータは同社のfpカメラのWebページからダウンロードできる。これらのファイルはSTEP形式のため、さまざまな3Dアプリと互換性がある。 STEPファイルの互換性の詳細については、こちらを参照いただきたい。 現在、13のモデルのデータがダウンロードできる。 SIGMA fp camera SIGMA fp camera (バッテリーカバー無し) SIGMA LCD view finder LVF-11 SIGMA cable release CR-41 SIGMA base plate BPL-11 SIGMA hand grip HG-11 SIGMA large hand grip HG-21 SIGMA hot shoe unit HU-11 SIGMA cine plate adapter CPA-11 SIGMA cage support bracket CSB-11 SIGMA mount converter MC-21 EF-L SIGMA mount converter MC-21 SA-L SIGMA mount converter MC-31 PL-L なお、ファイルをダウンロードする前に、シグマのライセンス契約に同意する必要がある。 SIGMA fp camera is coming soon これはサードパーティやユーザーに対する新しいアプローチで、特にサードパーティが様々なアクセサリーを開発することが容易になる。 fpカメラは10月10日から予約注文可能になる。価格についての情報はまだない。
続きを読む2019.9.15 Jakub Han
ロックサークル(LockCircle)は、Nikon Z 6およびZ 7ミラーレスカメラ用の新しいZX PROケージを発表した。ZX PROケージは、取り外し可能な右サイドバーを備えたモジュラー設計で、ハーフケージとフルケージどちらでも使える。多くの取り付けネジ穴とLockPortコネクタセーバーと互換性がある。トップハンドル、マウントサポート、15mmロッドベースプレートも用意されている。 LockCircle ZX PRO CAGE for Nikon Z cameras. Source: LockCircle ロックサークルはイタリアのカメラアクセサリーメーカー。同社は、多くのカメラ用のケージを開発している。同社はこの度、ニコンのフルフレームミラーレスカメラZ 6およびZ 7用の新しいケージを発表した。 ZX PROケージの特徴 ZX PROケージは、Zシリーズカメラにぴったりとフィットするように設計されている。一体型のケージではなく、複数のネジで固定されたモジュラーケージの構造をとる。 同社はこれを「非対称デザインアプローチ」と呼んでおり、ハーフケージとして提供される。これにより、カメラの右側はカメラ本体のグリップで保持し、操作できるようになっている。 このケージの特徴は、サイドバーを備えた完全なフルケージにアップグレードすることができること。これにより、カメラの右側にも多くの取り付けネジ穴が追加できる。サイドバーはうまくできており、フルケージの状態でもカメラグリップを保持することができる。ケージは航空機グレードのアルミニウム製で、1/4-20と3/8-16の多くのネジ穴があけられている。 Half cage – LockCircle ZX PRO CAGE for Nikon Z cameras. Source: LockCircle ZX PRO ケージは、HDMI / USB-C /ヘッドフォンとマイクミニジャックを固定するためマルチポートを統合している。 LockPortキット(ポートセーバー)は、マイクロサイズからフルサイズのHDMI出力に対応できる。 ZX PRO ケージベースプレートには、ニコンFTZマウント用に設計されたFTZブロック(調整可能)用のマウントレシーバーがある。また、上部ハンドルも用意されている。 カメラのベースプレートには、2つのカメラ取り付けネジ(1/4および1/4アダプター付き3/8)があり、安全にカメラとケージを固定できる。重いシネマレンズ用の頑丈なベースプレートも用意されている。ケージにはチタングレード5の1 / 4-20ネジが付属している。ユニバーサルシネスタイルのレンズマウント用のマウントプレートとポジティブロックマウントも用意される。 ケージを補完するため、RodRocketチタングレード5 15mmロッドシステムとともに、15mmロッド用のモジュラーベースプレートも提供される。これらの15mmロッドは軽量設計されている。 Full cage – LockCircle ZX PRO CAGE for Nikon Z cameras. Source: LockCircle また、オプションでチタングレード5のフォーカルプレーンピンも用意されている。 更にユーザーの要望に応じて特別なDura-T(Mil-Spec)ミリタリールックフィニッシュでも作成できる。これらのケージはすべてイタリアで製造されている。 価格と発売時期 現在予約注文が可能。基本的なハーフケージの価格は189ドルから。ただし10月31日までZX PROケージキットの割引価格が適用される。出荷は2019年11月中旬の予定。 フジヤエービックのショップサイト Nikon Z 6 Nikon Z 7
続きを読む2019.9.8 Jakub Han
Venus Optics(ヴィーナスオプティックス)は、Laowa(ラオワ) OOOM 25-100mm T / 2.9シネズームレンズ用の2つの新しいアダプターを予告発表した。 アダプターの1つは1.4xエキスパンダーで、イメージサークルを拡大してフルフレームセンサーに対応する(1stopの減光と焦点距離35-140mmへの変更)。 もう一つのアダプターは、1.33xリアアナモフィックアダプターで、2:1のワイドスクリーン画像(1/2stopの減光)を生成する。どちらのアダプターもまだ初期のプロトタイプだが、手頃な価格になることが期待される。 Laowa teased two new adapters for the OOOM cine lens. Venus Opticsは、Laowa(ラオワ)ブランドでユニークなマニュアルレンズを製造している中国のレンズメーカー。同社の最初のシネズームレンズLaowa OOOM(out of our minds)25-100mm T / 2.9は、フォトキナ2018でプロトタイプが初めて展示された。その時のインタビュービデオと記事はこちら。 その後NAB 2019で、Venus Opticsは米国で初めてLaowa OOOMシネレンズを展示し、EFおよびPLマウントはユーザーが交換可能であると述べ、更にレンズの価格は6,500ドルになると発表した。 そして今回、Laowa OOOMシネズームに関する最新の情報として、このレンズ用の2つのプロトタイプアダプターが発表された。 1.4xエクスパンダー Laowa 1.4x expander with the OOOM cine lens. 最初のアダプターは1.4xエクスパンダーだ。トキナのエクスパンダーと同様で、super35mmイメージサークルを拡大してフルフレームセンサーに対応している。 Laowaエクスパンダーの焦点距離の倍率は1.4倍となっている。(トキナは1.6倍)。したがって、Laowa OOOMシネレンズと組み合わせると、焦点距離は25〜100mmから35〜140mmに変わる。 Laowa 1.4x expander. またこのアダプターを装着すると1stopの減光が発生する(トキナは1.36stopの減光)。Laowaはレンズのズームリングに機構を組み込んでおり、物理的な変更を行うことなく、レンズの焦点距離を切り替えることができる。 1.33xリアアナモフィックアダプター Laowa 1.33x anamorphic adapter with the OOOM cine lens. もうひとつのアダプターは、1.33xリアアナモフィックアダプター。 2:1のワイドスクリーンスクイーズを生成できるが、レンズの光学性能は維持される。使用時は、1/2stopの減光が発生する。このアナモフィックアダプターは、Laowa OOOM 25-100mm T / 2.9シネレンズと、今後発売されるLaowa 12mm T / 2.9 Zero-Dレンズの両方で使用できる。 Laowa 1.33x anamorphic adapter. 同社によると、現在のアダプターはまだ初期のプロトタイプで、改善過程にあるとのこと。また、従来のアナモフィックレンズやフロントアナモフィックアダプターの特徴である青い水平フレアや楕円形のボケなど、アダプターに「キャラクター」を追加する可能性についても研究途上だ。アダプターのは他のアダプターと同様、レンズに簡単に取り付けられる。 Laowa 1.33x anamorphic adapter with the yet to be released Laowa 12mm cine lens. 価格と発売時期 これらのアダプターは両方とも初期段階のプロトタイプのため、Venus Opticsはまだ正式な価格と発売時期を発表していない。しかし過去の同社の製品から考えると、手頃な価格になることが期待される。
続きを読む2019.8.15 Mark Zdunnek
Z CAMは中国の深圳に拠点を置く中国メーカーで、前回のNABで6K / 60fpsのE2-F6と8K / 30fpsのF8を発表した。出荷は2019年10月に予定されているが、これに先だって予約販売が開始された。更に6K / 75fpsのZ CAM E2-S6が発表されたが、これはダイナミックレンジ、RAW、その他多くの注目すべき機能を内包している。 Z CAM E2-F6 (Image credit: Z CAM) Z CAM E2-F6 - フルフレーム6Kシネマカメラ Z CAM E2-F6はフルフレームCMOSセンサーカメラで、広く使用されているEFおよびPLレンズマウントに対応する。価格は5,000ドル弱。前モデルのE2 4KカメラのMFTセンサーから脱皮し、ダイナミックレンジ選択も可能としてWDRセンサーは使用していない。 F6は、ダイナミックレンジが15stopに達し、ギガビットイーサネット接続を介して制御可能で、同じケーブルでライブストリーミングも可能だ。センサーは、400 ISOおよび2500 ISOのデュアルネイティブISOをサポートしている。 このカメラは、6Kで最大60fps、4Kで120fpsの撮影ができ、最大300Mbps(H.264とH.265)でCFast 2.0カードに記録する。フレームレートは、アスペクト比が2.4:1で、色深度10ビットのシネマスコープのみ可能。残念ながら、10ビットの記録は4:2:0カラーサブサンプリングのみだ(H.265およびH.264でも同様)。 この記事を執筆時点で、同社のホームページの表には、ZRAWがサポートされていると記載されているが、内容は空のままだ。ビット深度(10ビットの可能性が高い)やカラーサブサンプリング、Mbpsなどの詳細情報は明確ではない。 利用可能な解像度と最大フレームレートは以下の通り。 6244×4168 @30fps max (6K Open Gate) 6144×3240 @48fps max (DCI 6K) 6144×2592 @60fps max (DCI 6K 2.4:1) 5760×3240 @48fps max (6K UHD) 5552×4164 @30fps max (5K 4:3) 4992×4160 @30fps max (5K 6:5) 4096×2160 @72fps max (DCI 4K) * 4096×1728 @120fps max (DCI 4K 2.4:1) 3840×2160 @72fps max (4K UHD) * 3840×1620 @90fps max (4K UHD 2.4:1) 1920×1080 @120fps max (FHD) * Cropping / Supersampling selectable. Z CAM E2-F6: From different perspectives (Image credit: Z CAM) Z CAM E2-F8 - フルフレーム8Kシネマカメラ F6とは異なり、一部の機能は注目に値する。F6のセンサーが37.09 x 24.75 mmなのに対しF8のセンサーは35.97mm x 23.99mmとわずかに小さい。 F6の最大解像度は6244x4168px(6Kオープンゲート)で26メガピクセル(26,024,992px)だが、F8の最大解像度は8192x3456px(DCI 8K)となっている。F8のセンサーは約28メガピクセルだが、最近発表されたソニーのα7R IVと同様、61メガピクセルにブーストできる。これ以外に、F8のダイナミックレンジは14stopで、F6の15stopに比べて少し低くなる。 Z CAM E2-F8 (Image credit: Z CAM) 最も注目すべき違いは、F8の解像度と最大フレームレートだ。 8192×3456 @30fps (DCI 8K 2.4:1) 7680×4320 @30fps (8K UHD) 6144×3240 @30fps max (DCI 6K) * 5760×3240 @30fps max (6K UHD) * 3840×2160 @30fps max (4K UHD) * * Cropping / Supersampling selectable. Z-CAM E2-F8: details リストが完全でないのは、現在利用できないか不明であることが理由だ。クロップファクターの詳細、ラインビニングに関しても同様だ。このセンサーが表示されたすべてのフレームレート(QFHDでも)で最大30fpsしか処理できない理由と、60fps、10ビット、4:2:2で同時に4KのHDMI 2.0 Type-A出力を表に示している理由も不明だ。これらについては現在Z Camに問い合わせ中。 Z CAM E2-F6 と F8の共通機能 注目されることの1つは、F6とF8が、前モデルと異なり「Apple ProRes認定」と表示されていないことだ。このことは両方のカメラにProRes 4:2:2(HQ、Standard 422、LT、およびProxy)録画オプションがないことを示している。これらの機能は、E2 4Kのユーザーに高く支持されていたものだ。 Z CAMに問い合わせると、将来、内部記録でProRes 4:2:2/6K以下のライセンスを取得する予定とのことだった。また、6K RAW @ 30fpsにも取り組んでいる。しかし現在のところ、実現時期については明らかにされていない。 どちらのカメラもexFAT形式でのみCFast 2.0カードに記録でき、HDMI 2.0 Type-A(10ビットで最大4 @ 60 fps、最終的に4:2:2のビデオ出力が利用可能)で接続できる。USB 3.0 Type C(データ転送、カメラ制御)、2x COM-ポート、2.5mm ソニー LANC互換リモートコントロール、3.5mmステレオオーディオ入出力も搭載。また、プロユーザーにとって非常に便利な機能はデュアルチャネルXLRマイク用の5ピンLEMOポートで、24ビット48kHzオーディオを記録できる。更に5GHzのWiFi 802.11n(外部アンテナ)(E2 4Kの2.4GHzからの改良)も利用できる。 Z Cam E2-F6のサイズは4Kと同じだが、F8の奥行きは10cm大きく、わずかに大きくなっている。通常のビデオ録画とは別に、両方のカメラは、タイムラプスビデオとスポーツRec.709、FLAT、HLG、およびZ-Log2ガンマカーブを備えており、E2 4Kと同様にオートフォーカス、マニュアルフォーカス、連続オートフォーカスも選択できる。 Z CAM E2-S6 - super35mm 6Kシネマカメラ 同社のWebサイトに既にアップされているZ CAM E2-S6も予約注文可能だ。 価格は2,995ドルで、F6モデルとの主な違いは、23.4 x 15.67 mmのsuper 35mm CMOSセンサーを採用しており、同じ有効ピクセル数で14stop(1ストップ未満)のラティチュードを持つ。またもう一つの重要な違いは、特定の記録解像度で利用可能な最大フレームレートだ。下はE2-F6と比較したE2-S6で利用可能なフレームレート。 Z CAM E2-S6: Front view and 45-degree corner-view of the backside (Image credit: Z CAM) 同じ解像度とフレームレート 6244×4168 @30fps max (6K Open Gate) 6144×3240 @48fps max (DCI 6K) 5760×3240 @48fps max (6K UHD) 5552×4164 @30fps max (5K 4:3) 4992×4160 @30fps max (5K 6:5) 1920×1080 @120fps max (FHD) 相違点 6144×2592 (DCI 6K 2.4:1): F6: @60fps max S6: @75fps max Only S6: 4096×2160 @30fps max (DCI 4K Low Noise) * 4096×2160 (DCI 4K) *: F6: @72fps max S6: @75fps max 4096×1728 (DCI 4K 2.4:1): F6: @120fps max S6: only @100fps max (筆者メモ:最大フレームレートが異なるすべての解像度は、S6でより高いフレームレート機能を持つ。この理由は不明。) Only S6: 3840×2160 @30fps max (4K UHD Low Noise) * 3840×2160 (4K UHD) *: F6: @72fps max S6: @75fps max Only F6: 3840×1620 @90fps max (4K UHD 2.4:1) * Cropping / Supersampling selectable Z CAM E2-lineup: S6, F6 & F8 camera bodies and comparison 価格は、Z CAM E2-S6は2,995ドル、Z CAM E2-F6は4,995ドル、Z CAM E2-F8は5,995ドルで予約注文が可能。アムステルダムで開催されるIBC 2019で出展される予定。 同社のWebサイトはこちら。
続きを読む2019.6.20 Jakub Han
Octopus Cinema はシネマカメラ“OCTOPUS CAMERA”のプロトタイプを発表した。取り外しができアップグレード可能な部品で構成されたオープンプラットフォームとして設計されている。現在、CMVやソニーのマイクロフォーサーズやフルフレームセンサーを使用して設計されている。 OCTOPUS CAMERA. Source: Octopus Cinema Octopus Cinemaは英国ロンドンに本拠を置く会社で、OCTOPUS CAMERAは同社の最初の製品となる。現時点ではまだ試作段階だが、2020年夏に完成すると同社は述べている。コンセプトは取り外しできアップグレード可能な部品を備えたオープンプラットフォームのデジタルシネマカメラ。 このカメラは、ひとつのイメージセンサーだけでなく、さまざまなメーカーのイメージセンサーモジュールをサポートしている。公式のプレスリリースは少しわかりにくいが、ソニーのIMX253、CMVの CMV20000に続いて、XIMEA(ドイツ/スロバキアを拠点とするイメージングモジュールの専門メーカー)のセンサーが試作品に使われているようだ。 OCTOPUS CAMERA. Source: Octopus Cinema プロトタイプはXIMEAの1.1インチとフルフレームのイメージセンサーモジュールを搭載している。レンズマウントについての情報はない。カメラ本体は110 x 110 x 110 mmと非常にコンパクトで、重さは900グラム。光沢のある白いCNCアルミニウムの筐体を持つ。 OCTOPUS CAMERA. Source: Octopus Cinema 5Kフルフレームセンサーと4K MFTセンサーモデルは、どちらもCinema DNGで4K 30fpsのロスレス12ビットRAW記録が可能だ。10ビットHEVCまたは圧縮RAWでより高いフレームレートも可能。対応するフレームレートはセンサーによって異なる。フレームレートと解像度の詳細については、次の表をご覧いただきたい。 OCTOPUS CAMERA Resolutions and Frame Rates for different Sensors. Source: Octopus Cinema このカメラのキーポイントは、同社が述べているように、ネイティブモノクロセンサーイメージングなどのカスタム仕様を完全にオープンなSDKなどで追加し、スペシャリストの要件に応えることだ。ネイティブモノクロームセンサーは、カラーのそれよりも高い分解能と感度を提供でき、ディテールを高めてもモアレや不要な効果が出にくい。ネイティブモノクロームセンサーは高い光感度を持っており、例えば1.1インチネイティブモノクロームセンサーはおよそ2000のネイティブISOが可能だ。 Octopus CinemaのVimeoアカウントで、モノクロームクリップのサンプルを見ることができる。またフル解像度バージョンをダウンロードすることも可能。またYouTubeでも見ることができる。 このカメラは独自のハードウェアやソフトウェアを使用しておらず、16GBのDDR4 RAMを搭載した8コアのi7-8650U Intel CPU(32GBにアップグレード可能)を使用し、Linux上で動作する。また処理ボードとしてIntel NUCが使用されている。これは、新しいボードが利用可能になったとき、ボード自体を交換してアップグレードできることを意味している。 Octopus Cinemaは将来の用途として、カメラ内にCG機能を持ちUnity3D ARプロジェクトを使用した、リアルタイムのVFXについて言及している。 OCTOPUS CAMERA with monitor. Source: Octopus Cinema 現時点ではプロトタイプのため、価格や発売時期に関する情報は無い。このような小さなメーカーが一からカメラを開発するのは大きな挑戦だ。OCTOPUS CAMERAが FRAN 8Kのような運命をたどらないことを期待したい。
続きを読む2019.6.19 Jakub Han
8SinnがパナソニックのフルサイズミラーレスカメラS1とS1R用のケージを導入した。アルミニウム製で軽量にできており、多くの1/4インチの取り付けネジ穴が用意されている。このケージには同社の3種類のトップハンドル、Basic、ProおよびScorpioを取り付けることができる。 8Sinn Panasonic S1/S1R cage パナソニックS1とS1Rは、どちらも昨年9月に開催されたPhotokinaで発表された。 S1Rはプロのフォトグラファーを対象にした高解像度モデルだが、S1は映像クリエーターも念頭に置いた手頃な価格のオールラウンダーモデルだ。パナソニックS1の詳細については、レビューも参照いただきたい。 これらのカメラが発売されてから4か月になるが、まだ対応するケージはそれほど多くないようだ。8Sinnの新ケージが最初の選択肢となる。 8Sinn Panasonic S1/S1R ケージの概要 8Sinn Panasonic S1/S1R cage 8Sinnはポーランドに拠点を置くカメラアクセサリーメーカーで、カメラケージやアクセサリーで知られている。筆者も同社のケージを使ったことがあるが、デザインと人間工学的な使い勝手が良く考えられている。 このケージは、無垢のアルミニウムから削り出されている。S1とS1Rは同じボディなので、どちらにも適合する。ただ、先日発表されたS1Hは多少大きいので、このケージはS1Hには適合しないだろう。今後、S1H用のケージも発売されるだろう。 8Sinn Panasonic S1/S1R cage with top handle Basic 8Sinn S1 / S1Rケージは、重さ205gと軽量。また、1/4インチの取り付けポイントを多数用意している。またカメラの右側上部にコールドシューを備えている。すべてのダイヤルやボタン、そしてメモリカードやバッテリーコンパートメントへのアクセスにも影響がない。ケージはカメラにぴったりフィットし、カメラを保護する。 8Sinn Panasonic S1/S1R cage with top handle Pro カメラの右側には2つのストラップホルダーも用意されており、必要に応じてストラップを付けることができる。(ストラップはケージに付属していない) カメラ上面のホットシューもそのまま使用できるので、パナソニックのXLRユニットを取り付けることも可能。ただし、これはトップハンドルを付けた場合は難しそうだ。 8Sinn Panasonic S1/S1R cage with top handle Scorpio ハンドルを取り付けるには、ケージの上部のM4取り付けポイントがあり、これで前述の3種類のトップハンドルを取り付けることができる。各ハンドルは機能が異なり、さまざまな用途に適している。Basic handleはXLRユニットが使えるように見えるが、これはテストする必要がある。 ProとScorpioはどちらも短いNATOレールを使用して取り付けることができ、取り付けにより柔軟性がある。 8Sinn Panasonic S1 / S1Rケージは現在購入可能。価格は、ケージのみで170ドル。(トップハンドルなし) 同社のWebサイトはこちら。 関連商品 フジヤエービックのショップサイト Panasonic DC-S1-K
続きを読む2019.5.16 Jeff Loch
Samyangは、ソニーEマウントカメラ用のAF 45mm f / 1.8 FEを発表し、オートフォーカスレンズのラインナップを拡充している。この新しいレンズはフルフレームに対応ながら軽量設計で、Samyang製の7番目のソニーEマウントオートフォーカスレンズだ。 Image credit: Daniel Fische Samyang AF 45mm f/1.8 FEの概要 Samyang AF 45mm F1.8 FE は、AF 85mm F1.4 FEやAF 24mm F2.8 FEの後に登場した「標準」レンズだ。しかし標準的な50mmレンズではなく、もう少し広角だ。これについて同社は「45mmは人間の視野で最も自然な53度の画角で新しいスタンダード」としている。 Samyangのソニーカメラ対応AFレンズは、どれもかなり小型、軽量でコンパクトな作りとなっている。この新しいAF 45mm f / 1.8もまた162g(フードとフロントキャップ含まず)と軽量で、長さはわずか5.6cmだ。レンズは6群7枚構成で、色収差を最小限に抑えるため2枚の非球面レンズと1枚の超低分散レンズを備えている。これらのレンズは、ウルトラマルチコーティングされており、フレアとゴーストの低減にも貢献している。 Image credit: Samyang 絞り羽根は9枚で、美しい丸いボケが期待できる。ただしf / 1.8なので最も明るいレンズというわけではなく、明るさを追求するならAF 50mm f / 1.4 AS IF UMCが良いだろう。 レンズはすべてのEマウントカメラと互換性があり、フルフレームセンサーをカバーしている。最短合焦距離は45cm。 同社は「優れた解像度でオートフォーカス速度を向上させた」と述べている。フォーカスを調整したい場合は、マニュアルフォーカスオーバーライドも可能だ。 価格と出荷時期 Samyang AF 45mm f / 1.8 FEは399ドルで、これにはレンズフードが含まれている。発売は今月中の予定。競合製品では、ソニーのFE 50mm f / 1.8が198ドル、SLRマジックのCine II 50mm f/1.1はマニュアルレンズだが、329ドルとなっている。
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