広告

ソニーα6400レビュー

Music Courtesy of MusicVine.com Get 20% off with code C5D20

ソニーのα6400が導入され、レビューをする機会があったので丸1日これで撮影してみた。この新製品はなかなか面白いカメラだ。同じセンサーながら強化された画像処理エンジンを持っているが、α6300やα6500と何が異なるのだろうか。 また、ブロガーに適したカメラだろうか?そのようなことを念頭においてレビューしてみた。

 

Sony a6400 – The autofocus is a killer!

1月中旬、筆者は日本にいたが、日本を離れる前にソニーの新しいカメラα6400を手にする機会があった。短いドキュメンタリーを撮り、その過程でビデオ機能を試してみることにした。しかし、撮っているうちにほとんどの機能や仕様が従来のα6300やα6500と非常に似ていることに気付き、それは既に以前の記事で紹介しているので、最初の計画を変更して興味を引く1つの機能のテストに集中することにした。

α6400の概要

その機能について話をする前に、α6400は優れたカメラであると結論付けておく。α6400はAPS-Cセンサーを搭載しており、従来と同様その他の多くの優れた機能を搭載している。すなわち、S-Log 2、S-Log 3、高フレームレート記録、さまざまな露出設定ツール、REC-709ビューアシスト機能、プロキシ記録、さらにはLCDおよびEVFガイド(2.35:1、1.85) :1など)などだ。それに加え、HDRとタイムラプス録画、そして180度チルトする液晶モニターも追加している。

ただ不満点もあり、ローリングシャッターが出る、IBIS(ボディ内手振れ補正機能)システムがない、ヘッドフォンジャックがない、カメラのメニューが使いにくい、といった点だ。しかし全体として徐々に改善されてきているのは事実で、非常に多くの優れた機能はそのような欠点を補って余りある。それではいつものようにビデオモードに限って評価してみよう。

Sony a6400 – Try and see yourself in the tilted LCD screen now

ブロガーに最適なカメラか?

このカメラはブロガーのツールとして使われることも念頭に置かれているように見える。筆者の意見では、どうもブロガーにα6400はあまりお勧めできないかもしれない。このカメラはファミリーでの使用や、プロが使うならバッグに入れていつも持ち歩き、セカンダリカメラとして使用するのが向いているように思う。もちろんそれなりに撮影することはできるが、特に歩きながら撮影する場合はあまり快適でない。 IBIS(ボディ内でブレ補正機能)がないのでローリングシャッターが目立つのだ。またヘッドフォンジャックがないのでオーディオレベルをモニターするのが難しいが、だからといってホットシューにマイクを付けるとLCDモニターが見えなくなってしまう。(モニターは上側にしか傾けられない)

多少中途半端な評価になったが、特筆できる機能がある。 それはBionz Xプロセッサと緊密に連携するアルゴリズムを持つオートフォーカス機能だ。これについては、詳しく説明しておこう。

卓越したオートフォーカス

筆者は今までに多くのカメラをテストしてきたが、驚くような機能に巡り合うのはめったにあることではない。 α6400の新しいオートフォーカスシステムはまさにそのような機能だ。これまで優れたオートフォーカスを見たことがないというわけではないが(例えばキヤノンや富士フイルムのカメラが良い例だ)、このソニーのオートフォーカスは特筆できるレベルだ。

新しいオートフォーカスの信頼性は素晴らしい。常に100%狙ったところへフォーカシングするというわけではないが、ほぼ狙い通りのところにフォーカシングするのは気持ちが良い。筆者は別のレビューでこのカメラを使用し、約40分自分の顔にAFさせてしゃべったが、一度もフォーカスが外れることはなかった。フォーカスを迷うとか、目的の被写体を探したりすることもなかった。東京の路上で様々な撮影をしたが、マニュアルフォーカスレンズはもう必要ないかと思わせるくらいα6400のAFは確かな動作をした。

この技術がプロ用のソニー製カメラに実装されるなら、ドキュメンタリー撮影にはマニュアルフォーカスレンズ、特にズームレンズを使用する必要はないかもしれない。マニュアルフォーカスレンズを使用する理由はいくつかある。そのうちの1つは、連続してフォーカスできる信頼性だ。そのほかは、

  • 人やクルマが横切っても、これに影響されないで、被写体にフォーカスし続けることができる
  • 向かってくる物や人を追跡することができる
  • フォーカスの迷いなく、ある被写体から別の被写体にフォーカスを移行することができる。(低価格のレンズでもこれが可能だ)。

オートフォーカスではこれらのことができない心配があるので、信頼性が必要な撮影の場合は、マニュアルフォーカスを使用する。筆者は特に手動レンズを扱うことに慣れているプロなので、多分1年前なら、オートフォーカスを使うことはしなかったと思う。しかし今はα6400のオートフォーカスがかなり信頼できることが分かったので、実際に日常の撮影に使ってみようと思う。

ちなみに、α6400は後部にジョイスティックを持っていないので、EVFを使用している場合、目的の被写体に焦点を合わせるのはそれほど簡単ではないが、LCDを使用すれば簡単にできる。フォーカシングしたいところにタッチするだけで良いのだ。

上のビデオを見ていただければ、それが良く分かると思う。

Sony a6400 – The price is very reasonable

まとめ

α6400は外観だけを見るとα6300やα6500と似た普通のカメラという印象だが、それが持つオートフォーカス機能は特別なもので、これだけでα6400の価値があるといっても良いだろう。

Leave a reply

Subscribe
Notify of

フィルター
全て
ソート
latest
フィルター
全て
ソート
latest

CineDコミュニティエクスペリエンスに参加する