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シグマがクラッシックプライムレンズを出展

シグマはフルフレームクラシックプライムレンズを発表した。これは、新しいレンズコーティングを施し、クリーミーで年代的なフレアで印象的なルックを提供する。

フルフレームシネマカメラが各社から発表されているが、シグマは今年初め、各10本から構成されるフルフレームPLマウントシネレンズの2つのラインアップ、クラシックプライムとハイスピードプライムを発表した。どちらのラインアップも、14mmから135mmで同じ光学設計に基づいているが、コーティングや光透過値などが異なっている。 また、メタデータ機能を提供するCookes / i Technologyが搭載されている。

フルフレームクラッシックプライム

Image credit: cinema5D

フルフレームクラシックプライムは、フルフレームハイスピードプライムと同じレンズ構成ながら、かなり異なっている。 ハイスピードプライムはシャープネス、明るさ、コントロールを追求しているが、クラシックプライムは、フレアやゴーストにクリエイティビティを求めたレンズだ。以前の記事での中で紹介したプロモーションビデオは、これらの特性をうまく見せている。 クラシックプライムは、ハイスピードプライムに比べわずかに暗くなっている。ハイスピードプライムは主にT1.5で、両端の焦点距離である14mmと135mmのみT2.0。クラシックプライムは主にT2.5で、同様に両端の2本はT3.2となっている。

フルフレームクラッシックプライムは、10本のレンズのフルセットとしてのみ入手可能。このことから、これらのレンズは主にレンタルハウスを対象としている可能性が高い。

Image credit: cinema5D

ハイスピードプライム PLマウント

ハイスピードプライムは、従来のEFおよびEマウントに加えPLマウントも追加された。 T1.5で14mmから135mmを10本のレンズでカバーする(14mmと135mmはT2.0)。レンズのコーティングも耐久性がアップしている。

Cooke /i Technology搭載

ハイスピードプライムとクラシックプライムの両方に、PLマウントとCooke/ iテクノロジー(「i」は「intelligent」を表す)が搭載されている。この技術により、焦点距離、fストップ、フレームレートなどのメタデータが、タイムコードに同期して記録される。対応しているカメラには、ARRI Alexa&LF、RED、SI 2K、ソニーVenice、F55、F5、F65、F35、F3などがある。

この技術の用途は下のように多岐にわたっている。

  • 連続リモートリードアウト:Cookeの/ iレンズディスプレイユニットフォーカスプーラーと組み合わせて、実際の測定により、困難な状況でもより確実にフォーカスプルが可能。
  • メタデータ:実際の被写体とCGIの両方を使用して、DIを調整し、ショットのより自然な3Dモデルを簡単に作成できるため、VFXに貢献する
  • ソフトウェアの統合:さらに、連続リモートリードアウトをソフトウェアと統合して、多様なモードと操作を実現できる。

クラシックプライムとCookeの/ iテクノロジーを備えた新しいPLマウントレンズは、手頃な価格ながら、極めて魅力的なルックを実現するレンズと言える。

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