ザハトラーFlowtechレビュー

新しいザハトラー(Sachtler Flowtech三脚システムは、軽量かつ迅速な操作ができるように設計されている。今回2ヶ月ほど試用する機会があったのでレポートする。先の記事も参考にしていただきたい。

ザハトラーFlowtechレビュー

三脚の新製品は、カメラの新製品ほど注目されるものではない。しかし、ザハトラーの新しいFlowtechシステムは、単なる三脚の新製品以上のものがある。 Flowtechシステムは、同社のTT 75CF脚の軽快さとSpeedlockの早いセットアップ機能を併せ持つ、カーボンファイバー三脚だ。

新しいコンセプトのシングルロックレバー

従来の3段式の三脚では、1段ごとにロックレバーがある。つまり、三脚の高さ調整には6つの別々のロックレバーを操作する必要がある。

Flowtechシステムでは脚当たり1つのロックレバーしか持たず、高さの調整が非常に迅速にできる。脚の上部にロックレバーがあるので、高さ調節のために屈む必要がない。また、ロックレバーは大きく、操作が容易で、ロックを解除すると重力で脚が滑らかに伸長する。

広い高さ調整範囲

新しいロックレバーを見ると、以前から同社が発売しているSpeedlock三脚と同じようなものに見えるかもしれない。しかし、Speedlockは伸長するのに力を入れる必要があるのに対し、Flowtechは重力で足が伸長する。

また、TT 75/2 CF同様、Flowtechは広い高さ調整範囲を持っている。最高高、最低高はそれぞれ153cm と26cmだ。

Sachtler Flowtech Review

Flowtech next to the TT 75 CFs

Flowtechの優れた柔軟性は、スプレッダーを必要としないロック機構によるところが大きい。 TT 75/2 CFのように、各脚の上部に、標準高のスタンダード、ローショットのワイド、スーパーローショットのスーパーワイドの3段ロック機構がある。

スプレッダーレスのロックは新しいものではない。多くの伸長する三脚は同様の機構で動作する。しかし、Speedlockのロックレバーと伸縮機構の組み合わせは今までに無く、Flowtechは独自の操作速度と高さの柔軟性が特徴となっている。

Flowtechシステムは、従来の標準的な伸縮三脚よりもはるかに広い伸縮幅と美しさを持っているが、この新しいデザインには別の理由がある。

同社は、多くのカメラマンが三脚を肩に担いで運搬することを知っており、平滑で太めのカーボン製の脚は肩に担いだ時より快適に持ち運ぶことができるのだ。

まとめ

ここ数ヶ月この三脚を使って見たが、私は完全にそのデザインを気に入ってしまった。素早く足の伸縮ができるこのシステムは実に三脚技術の進歩であり、高さ調整の柔軟性を実現するデザインはユーザーにとって大きなメリットとなるだろう。

私のFlowtechシステムに対する唯一の改善要求点は、同社のSpeedlevelクランプとの互換性が無いこと。 Flowtechはコンパクトに足が閉じるので、Speedlevelクランプのための余裕が無いのだ。

従って、SpeedlevelクランプをFlowtechで使用する場合、三脚を閉じる前にいちいちSpeedlevelクランプを取り外さなければならない。これは相当面倒だ。将来、同社が専用の75mm Speedlevelをリリースしてくれることを望みたい。

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