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RØDE Wireless Go - 超小型ワイヤレスマイクロホンシステム

RØDE Wireless Go - 超小型ワイヤレスマイクロホンシステム

RØDEは、RØDEWireless Goマイクロホンシステムを発表した。同社は映像クリエーターにオーディオソリューションを提供しているが、一般的に非常に手頃な価格でありながら機能が豊富に搭載されているのが特徴。RØDEWireless Goマイクロホンシステムも例外ではなく、2つの小さな箱で高品質のシングルチャンネルワイヤレスオーディオを実現できる。
Rode Wireless Go

RØDEWireless GoシステムのTX(送信機)ユニットのサイズは44×45.3×18.5mmで、重さはわずか31gと小型軽量だ。そして全方向性コンデンサーマイクロホンがユニットに組み込まれているので外部にラベリアマイクをつなぐ必要がない。しかしタレントのシャツにその箱を付けることになるため、多少違和感を感じるかもしれない。その場合は3.5mm TRSソケットでラベリアマイクを付けることもできる。

RØDEWireless GoユニットはTXとRXの両方に内蔵バッテリーを持っており、約7時間の連続使用が可能となっている。 USB-Cで充電できる。

RØDE Wireless Goの概要

簡単に使うならTXユニットをタレントのシャツやジャケットに付けるだけでよい。前述したようにユニット自体は非常に小さいので、あまり違和感はない。ただやはり違和感があるユーザーもいるだろう。

Rode Wireless Go

Rode Wireless GoEven RXユニットもTXユニットと同じクリップが付いているので、自分のシャツに付けることができる。なおこのクリップはコールドシューとしても使えるので、大変便利だ。また、オーディオ信号を-0dB、-6dB、-12dBで設定することもできる。

技術面では、RØDEWireless GoはRØDEシリーズIII 2.4GHzデジタルワイヤレス通信を採用している。また、オーディオストリームは、128ビット暗号化によって保護されている。

なお、無線システムは密集したWi-FiやBluetoothがある場所でも、安定した送信が可能でクリアな音声を伝送する。

昨年のNAB ではRØDElinkWireless Filmmaker Kitを使用したとき問題が発生したので、今回はこれが改善されているかチェックしてみたい。

伝送距離は見通しの良いところで70mとされているが、距離が短ければ当然信頼性の高い伝送が期待できる。 1つの場所に最大8つのシステム(TX / RX)を配置することができる。ただこのシステムは伝統的なアナログ伝送を使用しているため、混雑した記者会見場などには必ずしも最適なソリューションではないかもしれない。

Rode Wireless Go

新しい世代のシステムはデジタル伝送を採用しており取り扱いがはるかに容易であるが、ある条件下では信頼性が低くなる場合がある。また、信号をアナログからデジタル(TX)に、そして再びアナログ(RX)に変換する必要があるため、ある程度のレイテンシーが発生し、他のアナログシステムと一緒に使うと問題が生じる場合がある。

Rode Wireless Go

競合製品

このRØDEWireless Goシステムと競合する製品が3つ考えられる。2つはSennheiser、もう1つはRØDEの多少古いバージョンだ。

RØDEの従来のRØDElinkシステムは、新しいRØDEWireless Goシステムと比べると大きい。 RXユニットのサイズは111x65x52mmで、重さは190gなので大きさは2倍、重量は7倍だ。

Rode Wireless Go

RØDElink wireless system

また、128ビット暗号化を使用したシリーズII 2.4GHzデジタル伝送も使用されている。

Sennheiserは、AVXシステムと新しいXSシリーズの2種類のデジタルワイヤレスオーディオシステムを商品化している。筆者はMKE2 ラベリアマイクを備えたAVXキットを所有しているが、満足できるものだ。ただしレイテンシーには問題があり、これはシングルチャンネルでAVXを使う場合は問題はない。 RØDElinkシステムとは対照的に、最適な周波数に切り替えることもできる。これは、多くの無線が飛び交っている場合には有利だ。

Rode Wireless Go

Sennheiser AVX MKE2 system.

筆者は品質とパフォーマンスが優れたAVXシステムを気に入っている。ただしRØDEWireless Goよりも高価だ。特にME2バージョンではなくMKE2 lavを選択した場合は特に高価になってしまう。

3番目の候補は新しいSennheiser XSワイヤレスシステムだ。

Rode Wireless Go

Sennheiser XSW-D set.

このシステムは、3.5 mmプラグ付きの2つのTXユニットとフルサイズハンドマイク用XLRソケット付きの2つから選択できるため、かなり広い用途に使用できる。 ちなみに、同じことがAVXシステムにも言えるが、Sennheiserには専用のAVXハンドマイクが用意されている。なおRØDElinkはXLR TXユニットも用意されている。

まとめ

RØDEWireless GoシステムはRØDElinkを継承していると言える。 Sennheiserのシステムは信頼性も高いが高価でもある。 RØDEが特に音質とレイテンシーがどうなのか、見てみる必要があるだろう。 しかし価格は非常に魅力的なので、システムが発表通りの機能を持ち、それらが正しく機能するならかなり魅力的な製品だ。

Rode Wireless Go

Link: RØDE

 

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