パナソニックGH5Sのオートフォーカスをテストする

パナソニックのGH5Sが出荷を開始したが、よくある質問のひとつに、オートフォーカスの性能がある。そこで今回は、実際にビデオ作品を作成してこれをテストしてみた。

もちろん、単純に被写体をフレームに入れたり出したりしてテストすると簡単なのだが、やはり実際に作品を作る上で見えてくることもあると思われる。

オートフォーカスを使う理由

テストの前に、オートフォーカスを使うシチュエーションを考えてみよう。例えばハンドヘルドジンバルにカメラを乗せて撮影するような場合が考えられる。このような場合、もちろんフォーカスプラーなどのリグは使えない。

Panasonic GH5S

撮影内容

今回オートフォーカステストを実行するにあたり、オーストリアの世界的なピアノメーカーであるBösendorferと、有名なピアニストであるJan Jiracek von Armin氏に協力をお願いした。 Bösendorferのショールームに集まって、ピアノの選び方を紹介するビデオを作成した。

GH5Sのセッティング

実は、私はオートフォーカス性能にはあまり満足していなかった。そこで、念のため、GH5の設定に関して説明しているScott McKenna氏とNick Stubbs氏のオンライン上のビデオをチェックした。両名は、オートフォーカスをうまく使うためのカメラセットアップを説明しており、それぞれ全く異なる方法だったが、その結果は同様でうまく動作している。そこで、今回は彼らのセッティング方法で試してみることにした。

以下が両名の設定。

Scott’s Panasonic GH5 setting

Scott氏の設定:AFモード:1エリア。 AFカスタム設定:オン、AFスピード+5、AF感度、+1

Nick’s Panasonic GH5 setting

Nick氏の設定:AFモード:カスタムマルチ、AFカスタム設定:OFF

GH5Sでの設定

これらの設定を参考にしてGH5Sでテストしてみることにし、両方の設定で何度か撮影してみた。しかし、私の結果はあまり満足できるものではなかった。コントラストのある場面で大きく動かした場合を除いて、不用意にオートフォーカスポイントが移動してしまうのだ。最も良くなかったシーンは、Jan氏の顔をフレームの中央に置いたとき、GH5Sのフォーカスが別の場所に移動してしまったときだ。 Jan氏の顔の左側にある緑色の非常灯がAFシステムを混乱させたのかもしれない。

Jan’s face in focus

Jan’s face out of focus

まとめ

これは定量的な実験ではなく、あくまで実使用でのテストだ。「実際に撮影するようなシチュエーション」でのフィールドテストで、通常なら問題なく撮れると思って撮影するような状況だ。殆どの場合は問題ないが、間違いなく改善の余地はあるだろう。できればファームウェアの更新で改善していただきたい。

Panasonic GH5S

ビデオの撮影条件について

 

パナソニックGH5Sで撮影。レンズ:Panasonic Leica DG Vario-Elmarit 12-60mm f / 2.8-4。 Adobe Premiere CC最新版で編集。 FilmConvertで色補正。 Tascam DR60dで録音。使用したマイク:AZDEN SGM250CXおよびSanken COS-11D Mini Lav Mic。ライト:Cineroid FL400SフレキシブルLEDパネル。ジンバル:Feiyutech a2000。音楽:

 

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