LiteGearがLiteMat Spectrum LEDライトを発表

2019.5.9

Jakub Han2019.5.9

NAB 2019で、LiteGearは新しいLED照明器具LiteMat Spectrumを発表した。5種類のサイズがあり、暖かい白、冷たい白、RGBとアンバーの6つの異なるLEDユニットがある。これにより、2000Kから11000Kの広い色温度とRGBでの任意の色を出すことができる。

LiteMat Spectrum

LiteMat Spectrumは、従来のLiteMatパネルを基にしてフルカラーのスペクトルを追加している。このライトはPolySkirts、Diffusers、あるいはSnapGridsのようなヘッドマウントアクセサリーと互換性を持ち、軽量でフレキシブルなLED照明器具だ。

LiteMat Spectrumは、その白色光出力と色のアクセントを混ぜ合わせることができる。すべての色は100階調の彩度で追加できる。 2つの白色LEDチップの上に、赤、緑、青、そしてアンバーのLEDを備えている。特にアンバーのチップにより、ホワイトスペクトルは2000Kから11000Kに拡張されている。これは、Rayzr MCシリーズのような他社の最新のRGBWWライトの動作と似たものだ。

LiteMatスペクトラムは、+ /- 8ポイントで、グリーンまたはマゼンタのカラー補正ができる。反対色のため、不要なマゼンタが存在する場合はグリーンが適用され、逆の場合も同様となる。彩度の調整は、他の色を混ぜるのではなく、白色LEDを使って行い、その結果、より正確な色になる。

LiteMat Spectrumはポストプロダクションワークフローも向上させることができる。 LiteGearによると、これは色空間に準拠していることが証明された最初の照明システムとのこと。 REC-709とREC-2020両方のカラースペースに対応している。色処理エンジンは特許出願中で、広い色域デサチュレーションを提供する。

LiteMat Spectrumには5種類のサイズが用意されている。

LiteMat Spectrum 1には、合計1,296個のLED（各色につき216個）があり、光出力は2,548ルーメン。寸法は23mm×292mm×533mmで、重量は1.2kg。
LiteMat Spectrum 2には、合計2,592個のLED（各色432個）があり、光出力は5,096ルーメン。寸法は23mm×533mm×533mmで、重さは1.8kg。
LiteMat Spectrum 2Lには、合計2,592個のLED（各色432個）があり、光出力は5,096ルーメン。寸法は23mm×292mm×1016mmで、重さは1.8kg。
LiteMat Spectrum 3には、合計3,888個のLED（各色に648個）があり、光出力は7,644ルーメン。寸法は23mm×533mm×775mmで、重さは2.2kg。
LiteMatスペクトラム4は、合計5,184個のLED（各色864個）があり、光出力は10,192ルーメン。寸法は23mm×533mm×1016mmで、重さは2.9kg。

LiteMat Spectrumパネルには、いわゆるラージフォーマットピクセルが採用されている。これらのピクセルは、基本的に1つのLEDパネル内で色を個別に表示できる。これはさまざまな照明効果を作成するのに役立つ。各ピクセルのサイズは240 mm x 480 mmで、Spectrumピクセルごとに5系統のDMXアドレスで簡単に操作できる。各LiteMat製品名の数字はピクセル数を意味している。例えばLitemat Spectrum 4は4ピクセルを持つ。

電力制御用には新しく開発されたLiteDimmer Spectrum DC200が付属している。これは200WバラストでLiteMat Spectrumをそれぞれ最大4つの大判ピクセルで動作させるように設計されている。安定器はケーブルの長さによる明るさの変化を除去するPDX調光方式を採用している。 LiteMat Spectrumは、ヘッドユニットとPDX電源ユニット間で最大200フィートのケーブル接続を可能にし、目立った出力損失はない。 8Vから36Vの範囲の外部DC電圧から電力を供給できる。OLEDディスプレイがビルトインされており、また安定器を取り付けるためのKマウントも用意されている。