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Kyno 1.6がリリース - 新しいワークフローなど多くの新機能を搭載

Kyno 1.6がリリース - 新しいワークフローなど多くの新機能を搭載

KynoはMacやWindows上で動作する、シンプルで有意義なメディア管理ツール。Ver1.6で更に改良が進んでいる。

筆者もKynoを利用し、自分の撮影した映像ライブラリを管理している。 cinema5DでもKynoをはじめ類似の製品を紹介しているが、Kynoは筆者がお気に入りで使っているアプリの一つだ。

Kynoについては何度か取り上げているので、これも参考いただきたい。(Kyno 1.5に関する記事はこちら

Kynoとは?

Kynoはシンプルで使いやすいデスクトップアプリケーションのメディア管理ツールだ。特別なワークフローや独自のファイルシステム、ストレージの種類、あるいはデータベースを使っているわけではない。 Kynoは、任意のOSファイルシステムやストレージを使用し、メディアのメタデータやメディアファイルと同じフォルダに隠しファイルを作り、ユーザー定義のタグを格納する。

従ってフォルダをコピーすると、メタデータも一緒にコピーされ、新しい場所を参照するだけで同じメタデータを取得できる。

この単純なファイルベースのアプローチを採用することにより、Kynoはメディアライブラリの管理を柔軟に行うことができる。筆者は個人で使用しているが、中小規模のプロダクションやチームで作業するポストプロダクションにも適している。 ただ、既存のストレージで自分のやり方でメディアを管理する場合には最適だが、共有ストレージと統合された本格的なメディア管理システムがある場合は必要ない。

Kyno 1.6の新機能

Kino 1.6:では次のような新機能が搭載された。

オフローディング

メディアファイルのビット単位チェックサム検証で信頼性の高いコピーが可能になった。

強化されたワークフロー

オンラインメディアのコピーが複数のドライブに存在し、複数の編集者によって使用されている場合がある。 Kyno 1.6ではこのような場合でも、メタデータをエクスポートしメディアのコピー所有者に送信できる。彼らはメタデータをインポートし、それを自分のローカルメタデータとマージすることができる。編集者は、マーカー、タグ、説明などのメタデータを共有したり、他のチームメンバーのメタデータをエクスポートしてインポートしたり、ローカルのメタデータとマージすることができる。

また、新しい「ペースト&リネーム」機能により、1ステップで一括コピー時の名前付けができるようになった。これにより、取り込みプロセスと撮影後の素材管理がスピードアップする。

RED R3Dファイルをサポート

Kyno 1.6プレミアムユーザーはRED R3Dファイルをプレビュー、整理、記録、トランスコード、転送することができるようになった。

一般的な改善項目

  • マーカーとサブクリップの管理。サブクリップの分/時間がレポート機能に追加された
  • HEVCのMovへの再ラップが追加された
  • トランスコーダを使用することにより、フェードイン/アウトフィルタを追加して、ソーシャルメディアクリップを作成することが簡単になった
  • 新しいフィルタでフォルダ名や日付に基づいてアセットを見つけることが簡単になった
  • LUTをサムネイルにも適用できるようになった
  • XDCAMのコーデック情報は、メタデータパネルに表示されるようになった
  • ステレオトラックをKynoから送信するとPremiereでマークされるようになった
  • Excel出力に、ビデオファイルの1秒あたりのフレーム数が記載されるようになった
  • 新しいメタデータのカラムがリストビューに追加された
  • タグをエクスポート/インポートすることができるようになった

ライトで実用的なメディア管理ソリューションを探しているなら、Kynoを試してみてはいかがだろうか。

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