ツァイス(ZEISS)インタビュー ➖ スプリームプライム・シネマレンズ
Cine Gear 2018で先日発表されたツァイスのスプリームプライムレンズについて、同社の小倉氏にインタビューする機会があったので紹介する。シャープネスだけでなく、デザインも含めた素晴らしいレンズだ 。
ツァイスでは、従来のツァイスレンズの描写がシャープすぎるという映像制作者の意見に応え、合焦部前後からボケがなだらかに繫がることに重点を置いて開発した大口径T1.5のプライムシリーズを発表した。EF、LPL(新しいARRIマウント)とPLマウントが用意されており、 ARRI ALEXA LFやRED MONSTROのセンサーをカバーする直径46.2mmのイメージサークルは大いに歓迎されるだろう。
ツァイスのハイエンドレンズであるマスタープライムの一部は35mmフルフレームをカバーしているが、これはシリーズ全体として35mmフルフレームをカバーしているわけではない。したがって、スプリームプライムのラインアップでは全13焦点距離すべてがフルフレーム対応を実現しているところが新しい。また、このスプリームプライムではNAB 2017で発表されたeXtendedデータプロトコルが標準でサポートされる。
コアセットとなる25mmから85mmの5本は各18,000ドルで今夏から出荷が開始され、100mmは今年中に出荷の予定。15mm〜200mmのシリーズ各焦点距離は今後2年間で順次リリースされる。