2019.11.25 Tim Fok
HyperDiskが超高速SSDドライブをKickstarterに登録した。小型ながら容量は最大2TBで、転送速度は最大1000MB / sに達する。 Image credit: hyperdisk HyperDiskが超高速、超小型、手頃な価格のSSDをKickstarterに登録した。 最大1000MB / sの転送速度を誇り、512GB、1TB、および2TBの容量が用意されている。HyperDisk SSDは、クレジットカードサイズよりも小さく、重さはわずか45g。今日の一般的なSSDは約400MB / sなので、HyperDiskは、かなり高速だということが分かる。 HyperDiskは、3.1 Gen 2インターフェース(10 Gbps)とM.2 NVMeプロトコルを採用している。 Image credit: hyperdisk NVMeは、従来のSSDドライブで使われているSATAのボトルネックを回避できるため、フラッシュメモリの本来の速度で動作できる。 HyperDiskにはUSBタイプCポートもあり、これでも最大速度近くになるが、USB 3 Type Aとの下位互換性も持っている。USB3 Type Aでは、最大速度は半分以下になる。 カメラの性能は年々向上しており、それに伴って転送速度や記録容量も増えつつある。ストレージもこれに対応することが求められている。 Image credit: hyperdisk SSDは今日ではかなり一般的になり、低価格で大容量のSSDドライブが手頃な価格で入手できるようになってきた。HyperDiskのような新しい企業が最新のテクノロジーを駆使して、手頃な価格のSSDを開発してくれるのは嬉しいことだ。 現在Kickstarterでは、価格が割引になっている。 512 GB は85ドル、1 TB は118ドル、2 TB は188ドルで入手できる。 なお、クラウドファンディング関連の記事で常に記しているが、クラウドファンディングは販売店ではなく投資なので、出資する際のリスクには注意する必要がある。 Kickstarterの利用規約をお読みいただきたい。場合によっては発売が遅れたり、中止されることもある。
続きを読む2019.11.3 Jakub Han
Lightcoreは、スウェーデンのメーカーApproach Design studiosが開発したポータブルな単光源LEDライトで、Kickstarterキャンペーンに登録された。このライトは120°の広がりを持つ5800ルーメンのライトで、色温度は5000K。ちらつきがなく、1〜100%調光可能。スマートフォンアプリでBluetoothを介して複数のユニットを制御できる。 Lightcoreはカスタムメイドのライトモディファイアが用意されている。また、2つの1/4インチネジマウントが用意されている他、強制冷却機能も持っている。 Lightcore – Compact LED light. Source: Approach Design Approach Design studiosは、スウェーデンのストックホルムに拠点を置くメーカーで、LightCoreと名付けたコンパクトなLEDライトのキックスターターキャンペーンを開始した。まだ資金調達の途中だが、キャンペーンは始まったばかりなので、今後十分な資金が集まることが期待できる。 コンパクトなLEDライト Lightcoreは、特許申請中の技術を使用したポータブルなビデオライトで、既存のほとんどのBowens Sマウントアダプターに対応しており、多くのライトモディファイアを装着することができる。大きさは51 x 110 x 51 mmで、重量は〜250gと非常に小型軽量だ。 光量は5800ルーメン(480Wタングステン相当)と非常に強力だ。 120°の広がりがあり、ソフトボックスに最適で、色温度はバランスの取れた昼光5000K。日本製のLED COB(Chip On Board)は、最低でもCRI 97に達する。ライトは1%〜100%の間で調光可能で、1%時でも120fpsのスローモーションで、ちらつきがない。 なおバッテリーは内蔵していない。 電源は60W USB-C電源アダプターを使用し、コンパクトアダプターが付属している。 Lightcore USB-C adapter. Source: Approach Design LEDが発生する熱に対処するため、Lightcoreにはファンによる強制冷却システムが内蔵されている。熱はマイクロコントローラーによって常にモニターされ、ファンの回転速度は出力と周囲温度に合わせて自動的に調整される。 また重ねて使用できるライトモディファイアも用意されており、これは磁石で着脱できる。ライトモディファイアには現在、フレネルレンズ、カラーフィルター、およびドームアタッチメントがあり、他のものも現在開発中だ。ライトモディファイアも、Lightcore出荷時に購入できる。 Lightcore – Magnetic light modifiers. Source: Approach Design Lightcoreには標準1/4インチUNCネジマウントが2ヵ所用意されており、カメラ、ケージ、三脚、ライトスタンドなどに簡単に取り付けることができる。2つのネジマウントがあるので、モニター、マイクなどもマウントできる。色は紫のみだが、資金調達がうまくいけば他の色も追加される予定。 Lightcoreはスウェーデンで設計され、日本で製造される。 コントロールアプリ iOSおよびAndroid用のBluetoothコントロールアプリも開発されており、LEDユニットの制御、設定の記憶、自動接続などが可能。なお、すべてのユニットをスマートフォンと直接接続する必要はなく、別のLightcoreユニットを介して接続できる。 Lightcore Color ID. Source: Approach Design Lightcoreユニットには、背面に薄いカラーID LEDストライプがあり、どの角度からも見ることができる。カラーIDはグループを表しており、グループを即座に確認できる。また、グループを切り替えて、グループ単位で明るさを調整することもできる。 主な仕様 光出力:5800ルーメン(480Wタングステン相当) 色精度:97 CRI 色温度:5000K 広がり角度:120° 出力範囲:1%〜100% 寸法(WxDxH):51 x 110 x 51 mm 重量:〜250g ワイヤレス制御:Bluetooth 5、Bluetoothメッシュ マイクロコントローラー:ARM Cortex-M4 電力:USB-C PD(20V 3A) 消費電力:<50W キックスターターでの価格 Lightcore Kickstarterキャンペーンでの特別価格は、限定されたスーパーアーリーバードキットの229ドルから用意されている。これらがなくなった後(執筆時点では残り12個)、キットの初期価格は250ドルになる。 478ドルの2個セットや、914ドルの4個セットも選べる。 1セットには、60W USB-C電源アダプターと3m USB C PDケーブルが付属する。 Lightcore – Compact LED light. Source: Approach Design このキャンペーンの資金調達に成功した場合、2020年3月にすべての出資者へ発送を開始する。 なお、クラウドファンディングプラットフォームでプロジェクトを支援する際のリスクには注意していただきたい。利用規約、特にセクション5「資金調達の仕組み」を参照いただきたい。 場合によっては大幅な遅延や中止になる場合もある。
続きを読む2019.10.22 Jakub Han
Shimoda Action Xカメラバッグがキックスターターキャンペーンに登録された。同社は、30Lから50Lまで3種類のバックパックをラインアップしている。 DVコアユニット(収納トレイ)を備えたAction X70バッグは、大きなシネカメラに対応できる。さらに、新しいローラー(車輪付きバッグ)と汎用性の高いトップローダー(小型ケース)も導入した。 Action X line of bags on Kickstarter. Source: Shimoda 新しいAction Xカメラバッグシリーズのキックスターターキャンペーンはかなり成功しており、すでに資金調達の目標を達成している。11月29日まで継続される。 Action Xカメラバッグのラインアップ Action Xカメラバッグには、さまざまな製品がラインアップされており、フォトグラファーやビデオグラファーを対象にしている。当然屋外の厳しい使用環境にも対応している。 Action Xには、3つのバックパック、コアユニット、ローラー、および汎用性の高いトップローダーが用意されている。 Action X Backpack in use. Source: Shimoda Kickstarterキャンペーンの一環として、Shimodaは森林伐採によって破壊された景観に100万本の木を植えることを目標に、写真家のコミュニティのギブバックトゥネイチャーに売上の1%を寄付している。今回の同社の目標は、Kickstarterキャンペーンを通じて10,000本以上の木を植えることとしている。 Action Xバックパック Action Xのラインアップには、Action X 30(小型-30L)、X50(中型-50L)、およびX70(大型-70L)の3種類がある。すべてのバックパックには、サイドパネルとメインのリアパネルに大きな開口部を備えている。また、必要に応じて容量調整可能なロールトップがあり、コンパクトで安定したフィット感を確保するのに役立っている。 Action X Backpacks. Source: Shimoda 最も大型のX70は非常に大きく、両側に拡張可能でジッパーで密封されたポケットを備えている。これは、三脚やジンバルなど、収納が困難な機材を簡単に収容できるように設計されている。 X30およびX50と同様に、TPUスキーストラップ、取り外し可能なヘルメットホルダー、調節可能な胴体の高さ、ショルダーストラップに取り付けられたアクセサリーポケット、および取り外し可能なベルトもある。 Largest Action X70 Backpack. Source: Shimoda 主な機能 調整可能な胴体の高さ 7Lのロールトップで拡張可能 15インチのラップトップスリーブ ウィメンズストラップコレクションおよび「エクストラクッション」プラスストラップと互換性のある取り外し可能なハーネスストラップ 2つの三脚/水筒ポケット 大きなサイドアクセス開口部 取り外し可能なウエストベルト TPUスキーストラップ 取り外し可能なヘルメットホルダー パッド入りのショルダーストラップ付きスマートフォンポケット ショルダーストラップに取り付けられるアクセサリーポケット 多数のアクセサリ取り付けポイントとストラップ 2つのキャリーハンドル 耐候性のあるYKK SplashGuardジッパー コアユニット コアユニットは、Shimodaバックパックの心臓部とも言える。これは機材の保護と仕切りを備えたケースで、バックパックのサイズに応じて、多くのサイズが用意されている。 New Core Units. Source: Shimoda 新しくなったミディアムミラーレスコアユニットv2はX30バックパック用に設計されており、ミラーレスやDSLRカメラに対応する。 中型~大型のDSLR用v2コアユニットは、X50用に設計されており、ケージ付きのミラーレスやL-ブラケットを使用する場合に最適だ。 新しいv2コアユニットは、サイドアクセスポイントを備えており、X30やX50のサイドアクセスパネルに接合する。各コアユニットはリムの周りに軽量アルミニウムフレームがあり、側面強度に貢献している。 また一番大きなDV(デジタルビデオ)コアユニットは、大規模なシネカメラの収容も可能だ。野生動物やスポーツのカメラマンは、超望遠レンズの収納に便利だ。 Action X Backpack in use. Source: Shimoda トップローダー 新しいトップローダーは、ズームレンズがマウントされたミラーレスカメラなどが収納できるように設計されている。 DJI Mavicのようなコンパクトなドローンの収納にも適している。通常の構成では、最大24-70mm 2.8のレンズがマウントされたカメラに適合する。パッド付きの底部延長部を伸ばすことにより、70-200mm 2.8がマウントされたカメラや、またはレンズフードが付いた24-70mmのカメラを収納できる。 . Action X Top Loader. Source: Shimoda トップローダーは付属のショルダーストラップか、ベルトに取り付けて持ち運ぶことができる。これにより、手軽にカメラを持ち運ぶことができる。さらに、トップローダーは、下の方法でAction Xバックパックと組み合わせることができる。 ウエストベルトに取り付ける。 オプションのアクセサリーストラップを使用して胸に取り付ける Action X30またはX50バックパックに付けて、サイドジッパーからアクセス。 Action Xバックパックのウエストベルトに取り付ける。 キャリーオンローラーとDVローラー 現在のキャリーオンローラーを改良し、新しいDVコアユニットに対応する新しいサイズが導入された。両方のローラーは、同じ「ドクターバッグ」スタイルの開口部を備えている。 Action X Carry On Roller. Source: Shimoda キャリーオンローラーは、ナイロンカーボネートPUコーティングシェルで構成されており、耐久性と耐水性に優れている。特大のYKKジッパーは、高い耐久性を約束する。また100mmの衝撃吸収ホイールが付いており、起伏の多い路面でもスムースに移動できる。 Action X DV Roller. Source: Shimoda パスポートやスマートフォン用アクセサリスリーブを備えた外側のポケットは、簡単に出し入れができる。外側の大きなポケットは、本、水筒、さらには三脚やジンバルに適している。また、ポケットは機内持ち込み対応の寸法を満たしている。ローラーはすべてコアユニットに対応しているため、簡単にパックからローラーに移し替えることができる。 カスタムショルダーストラップ さらに、女性ユーザー向けに特別なショルダーストラップを開発した。Simple Petite、Simple、Techの3つのスタイルがあり、快適なフィット感を提供する。女性は、キャンペーンの最後にストラップを選択できる。 男性用にも追加のパッド入りPlusショルダーストラップがある。. Shoulder Straps. Source: Shimoda キックスターター価格 同社はキックスターターで10種類の特典を用意している。これらは、Action X30スターターキット(ミディアムミラーレスコアユニットとレインカバー付きAction X30バックパック)の250ドルから、Action X製品ハウスキット(Action Xラインアップ全体を含む)の1,300ドルまでの範囲で適用される。また、カスタムオーダー用のAction X DIYキットも提供している。 バッグは、2019年12月にすべてのKickstarter支援者に届けられる予定。キャンペーン終了後に、色の選択ができる。女性には、選択した色のショルダーストラップセット(シンプル、シンプル、小柄、またはテクニカル)が提供される。すべてのカスタムDIYキットおよびアドオンの配送料が適用される。 Action X Backpack in use. Source: Shimoda Shimodaはしっかりした会社であり、このキャンペーンには明らかに完成品を出品しているが、あくまでもこれはクラウドファンディングなので、支援する場合はリスクを伴うことを念頭に置いていただきたい。
続きを読む2019.10.17 Olaf von Voss
本格的な照度計は大変高価なものだが、Luxi For Allはスマートフォンを利用するため、安価でかつ非常に使いやすい。またサードパーティのアプリを使用して機能を拡張できる、使える照度計だ。 Luxi For All照度計は、新製品ではない。当初は、2014年5月にKickstarterキャンペーンで発売された。Luxi For AllはLuxi(Kickstarterキャンペーン)の後継で、事実上すべてのスマートフォンで使用できる。 Luxi For Allの概要 Luxi For Allは半透明のドームで、クリップでスマートフォンに取り付ける。ドームがスマートフォンのカメラを覆うように取り付ける。あとはソフトウエアで操作する。 スマートフォンのカメラは、被写体から反射した光の強度によって明るさを測定する。ただし、専用の照度計は、入射光が被写体に当たる前にそれを検出し測定する。これにより、正確に測定することができる。 Sekonicのようなフル機能を持ったプロ仕様の照度計は正確だがかなり高価で、そのような高性能なものがいつも必要とは限らない。Luxi For Allのような安価なものは完璧なものではないが、それなりに使える。付属のアプリは基本的なものだが、これでも十分役に立つ。機能をアップグレードしたい場合は、サードパーティ製のアプリも使用でき、Adam WittのCine Meter II(iOSのみ、App Storeで入手可能)や、Androidユーザーには、Doggo AppsのLux Light Meterもある(Google Playストア)。 オリジナルのLuxiアプリは、iOSとAndroidの両方で利用できる。 価格 Luxi For Allは、わずか25ドル。価値があるかどうかは、各自の判断によるが。簡単に照度を測定したい時などに便利だ。ExposureGuide.comのAttila Kun氏の記事もあるので参考いただきたい(英語)。 その他の選択肢 筆者はSekonic L-758cを使用していたが、もうほとんど使用していない。現在はLumu Powerライトメーターを使用している。(記事はこちら) iPhoneに接続するための照明コネクタを備えており、iOSのみ販売されている。バージョン2もリリースされているが、旧バージョンでも全く問題ない。 使用するスマートフォンのカメラがLuxiと相性が良いか分からないが、Luxiはスマートフォンの内蔵カメラとソフトウエアに依存するため、その精度を定義することはできない。 Sekonic L-758c (left), Lumu Power (right). LumuまたはLuxiは小さなものなので、大きな照度計のように邪魔になることはない。
続きを読む2019.9.18 Jeff Loch
中国のメーカー、ジウン(Zhiyun)はSmooth 4スマートフォン用ジンバル(記事はこちら)に続き、軽量でポケットサイズのスマートフォンジンバルSMOOTH-Q2をクラウドファンディングのキックスターター(Kickstarter)キャンペーンに登録した。DJIも最近Osmo Mobile 3を発売しているが、 これとの違いもレポートする。 SMOOTH-Q2の操作性 おそらく最初に気付くのは、SMOOTH-Q2のコンパクトな形状だ。 DJIのOsmo Mobile 3のように折りたたむことはできないが、以下のサイズ比較でそれが不要なことは一目瞭然だ。 Osmo Mobile 3は折り畳んでも、SMOOTH-Q2と同じ程度の大きさにしかならない。折りたたむ必要がないので、SMOOTH-Q2の方が持ち運びは簡単だ。 また、SMOOTH-Q2にスタンドは不要。ベースは十分に大きいので、それだけで立てることができる。 SMOOTH-Q2は、航空宇宙グレードのアルミニウム合金製。重量は380グラム(バッテリー含まず)で、最大260グラムまでのスマートフォンをマウントできる。耐荷重が十分でないように感じるかもしれないが、これはiPhoneXS Maxの重量を上回っている。 バッテリーの持続時間は、17時間連続使用できる。また、デバイスの充電をUSB Type-Cポート経由で行うことができる。SMOOTH-Q2の充電には同じポートが使用される。 SMOOTH-Q2の操作部には、LCDディスプレイは無い。代わりに、モードインジケータLEDがあり、現在どのモードにいるかを知ることができる。またこのLEDはバッテリーの残量表示としても機能する。 LEDモジュールの下には、クイックモードスイッチ、写真/ビデオ切り替えボタン、電源スイッチ、5方向ジョイスティックがある。 Image credit: Zhiyun DJI Osmo Mobile 3に搭載されていないすばらしい機能は、「1秒クイックインストールクリップ」だ。これは、撮影中にスマートフォンを取り外す必要がある場合、バランスを取り直すことなく再マウントできるというもの。スマートフォンでの撮影の問題点を熟知した機能だ。 Image credit: Zhiyun 主な特徴 SMOOTH-Q2はBluetooth接続でiOS / Androidのスマートフォンと通信できる。サードパーティのアプリを使用せず、スマートフォンカメラを直接制御できる。更に無料のZY Playアプリをダウンロードすると、カメラ設定をより詳細に制御することもできる。 SMOOTH-Q2は、タイムラプス、モーションラプス、スローモーション、オブジェクト追跡、ボルテックスモード、フルレンジPOVなど、ジンバルが必要とするすべてのモードと機能を備えている。 なお、横向きモードはもちろん、縦向きモードでも撮影できる。 価格と発売時期 パッケージは2種類用意されており、標準パッケージはSMOOTH-Q2本体と、スマートフォンホルダー、ハンドストラップ、および充電ケーブルを同梱して109ドル。プレミアムパッケージは上記にミニ三脚、バッグ、およびMicro USB-Type-Cケーブルを追加して119ドルとなっている。 キヤノンもそうだったが、ジウンのような大手のブランドからクラウドファンディングで発売するのは異例だ。 キックスターターキャンペーンは既に350%を超えており、9月27日まで継続される。 クラウドファンディングプロジェクトは販売店ではないので、一定のリスクがあることをご承知いただきたい。
続きを読む2019.8.25 Jeff Loch
Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K(以下BMPCC6K)は、ご存知の通りキヤノンEFレンズマウントが搭載されている。 Bezamod P6KはBMPCC 6KにPLレンズをマウントするためのモディフィケーションキットで、Kickstarterに登録された。この製品は、単純な「スナップイン」PL-EFアダプターではなく、ネイティブのキヤノンEFマウントのフランジの深さの制限を排除するキットだ。 EFマウントカメラにPLレンズをマウントする PLレンズをキヤノンEFマウントのカメラで使うことは、新しいことではない。 PLレンズのフランジ焦点距離は52mm、キヤノンEFレンズのフランジ焦点距離は44mmだ。 PLレンズをキヤノンEFカメラにマウントする場合は、この8mmの差を補正する簡単なレンズアダプターが必要となる。実際、このタイプの「スナップイン」アダプターを使用すると、無限遠に焦点を合わせることができる。 Image credit: ShareGrid 一部のメーカーは、Fotodiox、MTFなどのようなアダプターをすでに製造している。これら標準のスナップインアダプターとBezamod P6Kの違いについて見てみよう。 Bezamod P6K Bezamod P6Kは、シネマトグラファーでカラリストのClifton Stommel氏によるモディフィケーションキットだ。数年前Clifton氏は、以前cinema5Dで紹介したBlackmagic URSA MiniのSSD記録オプションのAtoch C2Sを発売した。アダプターに関しては、Clifton氏はURSA Miniの時代にこのアイデアを思いつき、彼のプロダクションでそれを使用した。 Bezamod P6Kは、スナップインアダプターとは異なる。以下はClifton氏の弁。 スナップインタイプのアダプターは、フランジの深さが非常に限られています。これが意味することは、通常のPLマウントをのレンズはマウントできないということです!個人的には、スナップインのアダプターと互換性のあるレンズをまだ使用していません。 プレゼンテーションビデオには示されていないが、Bezamod P6Kはモディフィケーションキットだ。つまり、Bezamodをマウントするには、キヤノンEFのネイティブマウントを取り外す必要がある。なお、完全にリバーシブルなので、必要に応じて(または保証目的で)Pocket 6KをEFマウントに戻すことができる。 Clifton氏はかなりの数のレンズでBezamod P6Kをテストしており、そのリストはKickstarterのページにある。 A couple of PL lenses that Clifton already successfully tried on the Blackmagic URSA Mini. 価格と発売時期 Bezamod P6Kには、1年間のメーカー保証とサポートが付属する。アーリーバード価格では225ドル。出荷予定日は2020年2月に設定され、キャンペーンは9月20日まで継続される。詳細については、Bezamod P6K Kickstarterページをご覧いただきたい。 なお、これはクラウドファンディングプロジェクトであり、購入行為ではないことに注意いただきたい。 cinema5Dは、正当と思われるプロジェクトのみを掲載するよう最善を尽くしている、クラウドファンディングには一定のリスクが常にある。 関連商品 フジヤエービックのショップサイト Blackmagic Design Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K
続きを読む2019.8.15 Mark Zdunnek
ThingyfyがPinhole Pro X 18-36mmピンホールレンズをKickstarterに登録した。「世界初のピンホールシネマズームレンズ」だ。5,000ドルの目標額に対し、すでに世界中の支援者から80,000ドルを集めている。このキャンペーンは約50日が残っている。 Pinhole Pro X – Mount Option Lineup ピンホールレンズは、芸術的な表現を行うためのツールだ。このプロジェクトは、マーストングリーン(イギリス)で開催された「The Photography Show」(TPS)2019で初めて公開され、Thingyfy(カリフォルニア州チノ)によって開発された。多くの人がこれを待っている。 Thingyfy Pinhole Lens Family Pinhole Pro X 18-36mmは、同社の既存のPinhole Pro(マルチアパーチャプライムレンズ)とPinhole Pro S(シングルアパーチャピンホールレンズ、広角)に追加された製品で、独特の映像表現ができる。これを達成するため、同社は映画学校での「カメラ・オブスクラ」の映画史の口座から古典的なテクニックを採用している。そして、現代のテクノロジーと高精度の製造技術を融合し、独特の映像表現を可能としている。同社は、この印象的なピンホール映像のルックは、一般的なデジタル方式では実現できないと述べている。 Camera Obscura: Explanatory Graphic The Pinhole Principle (Optics) EF、A、F、E、X、マイクロフォーサーズマウントに対応しており、焦点距離が18-36mmのピンホールレンズ、アルミニウムレンズキャップ、キャリングケースが付属する。CPL、ND2、UVフィルターなど多くのアクセサリーも用意されている。 レンズはアルミニウムの筐体を持ち、精密に作られた2倍ズームレンズだ。マイクロメートルの精度で作成され、古典的な映像を求める愛好家用として作られている。同社はこれを最新のテクノロジーと組み合わせ、ほぼすべてのDSLRやミラーレスカメラで使用できるようにしている。これにより、古典的な映像を最新技術による高ISOや高感度で実現することができる。 レンズの製造に使用される技術は、精密マイクロドリルと呼ばれている。このマイクロドリルは、機械的なピンパンチ、化学エッチング、さらにはレーザーエッチングなど高度な技術が使用されている。この手法を使用すると、ピンホールの形状が丸く滑らかになり、0.05mmの極小のピンホールサイズを実現できる。この機械工学により、焼けたり腐食したファジーエッジの問題を起こすことなく、滑らかなエッジが保証されるとしている。 キックスターターでは 40〜60mm(EF、A、F、E、X、マイクロフォーサーズマウント)のDSLR / SLR用、または18-36mmのミラーレス用のPinhole Pro Xを入手できる。価格はどれも69ドル。 Thingyfy Pinhole Lens Comparison Chart 最後に 実際の映像については、Kickstarterのキャンペーンサイト内の動画を確認いただきたい。 なお、これはクラウドファンディングプロジェクトであり、販売店ではない。製品やサービスが実現しないというリスクが常にあるので注意いただきたい。
続きを読む2019.8.8 Olaf von Voss
時々、報告する価値のあるKickstarterキャンペーンに出くわす。今回紹介するバックパックも例外ではない。Alotechカメラバックパックは、よく考え抜かれたコンセプトとデザインアプローチで作られている。 撮影機材には何かしら魅かれるものがある。しかしそれには、買おうと思う価値が無ければならない。掘り出し物を見つけて衝動買いしてしまっても、すぐに壊れてしまうこともある。これらの撮影機材を、安全に、確実に収納して移動するものも、また機材のひとつだ。Alotechバックパックは、期待に応えられるバックパックと言える。 このカメラバックパックは多くの収納部から成り立っており、いわゆるAlotechデザインボード(バックパックのデザインを議論するコミュニティアプローチ)から多くのアイデアが採用されている。 Alotechカメラバックパックの概要 下は Alotechバッグの主な特徴。 人間工学に基づき背中の曲線に沿ったいたヒップベルトとバックパネル 背中の通気口と通気性素材 バッテリー、メモリーカード、コンバーターをすぐに取り出せる収納 レンズやカメラに即座にアクセス 衣類、寝袋、食料などの非写真用具用に拡張可能 航空会社の機内持ち込み基準に適合(圧縮時) 水分補給用ブラダー専用の防水コンパートメント 下はプロモーションビデオ。 興味深いのはAlotechがカメラギアのみだけではなく、多用途のアプローチを採用していること。カメラギアとキャンプ用品をすべて1つのバッグに入れて持ち運ぶことができる。しかもカメラギアには細心の注意を払って設計されている。複数のフルサイズDSLR本体、巨大なレンズ、アダプターなどは、すべて調整可能な仕切りで専用のカメラコンパートメントに収まる。 もうひとつの特徴は、カメラやレンズの重量を腰に分散する(オプションの)アルカスイス互換の取り付けホルスターだ。 バックパックの背面パネルは背骨の湾曲に沿った形をしている。また、Alotech独自のサスペンションシステムと換気機構を組み合わせることで、はるかに快適に背負うことができる。なお、Alotechバックパックには3種類のサイズがあり、用途に合わせて微調整できる。女性用のストラップも用意されている。 Alotechは最も重要な要素、つまり快適性、汎用性、堅牢性を併せ持っている。これらは、収納能力と同じくらい重要な設計目標だ。 その他の機能 Alotechは防水生地でできており、縫い目のあるYKKジッパーが採用されている。底にはレインカバーが収納されており、ストラップ自体には、バッテリーやメモリーカードなどの小物を収納するためのメッシュで防水性のある2つのポケットが組み込まれている。 メインカメラコンパートメントは十分にスペースを割り当てられており、付属の仕切りを使用して自由に構成できる。カメラ/レンズコンパートメントの上部には、衣類やキャンプ用品などの非カメラギアを収納する専用スペースになっている。もちろん、ドローンや三脚ヘッドも収納できる。 注:カメラコンパートメントと上部コンパートメント両方を使用する場合、機内持ち込みはできない。「圧縮」形式では可能。 バックパックの両側に2つの水筒ポケットがあり、周囲のさまざまな場所に三脚を取り付けることができる。 価格と発売時期 Kickstarterキャンペーンは8月28日まで実施されている。執筆時点で、資金はすでに目標の2/3に達しており、このプロジェクトが現実になる可能性は大きい。 アーリーバード価格は299ドル、キックスターターの通常価格は399ドルだ。キャンペーン終了後の小売価格は450ドルになる。カメラ/レンズホルスターを84ドル(キャンペーン終了後は134ドル)で追加できる。 The guys at Alotech seem to love goats! なお、これはクラウドファンディングであり、購入ではないことにご注意いただきたい。場合によっては、開発が中止されることもある。 Link: Kickstarter campaign
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