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富士フイルム X-T2 Ver2.00ファームウエアアップデート

富士フイルム X-T2 Ver2.00ファームウエアアップデート

富士フイルムはX-T2のファームウェアアップデートをリリースした。静止画、動画機能全般で多くの改良がされている。それでは動画機能に焦点を当てて、変更点を見てみよう。

Fujifilm X-T2

富士フイルムX-T2は、2016年に4Kビデオ対応のミラーレスカメラに初めて進出し、そのレベルの高さは注目を集めた。ドキュメンタリー撮影でテスト撮影を行い、その優秀さを証明し、後に行ったソニーのα7SIIとの比較ラボテストでもそれは数値的に実証された。X-T2は今やビデオを撮影するミラーレスカメラの筆頭候補のひとつとして数えられる。

どのカメラも完璧というものはないが、このカメラも多くの優位点と、幾つかの弱点も併せ持っている。 Ver2.00では、様々な改良がされているが、以下にビデオモードでの改良点をリストアップしてみた。

  • 記録中にISO設定が変更できるようになった。
  • 記録中にEVFとLCDを切り替えることが可能になった。
  • シャッターボタンまたはAF-ONボタンを押すことにより、記録中にオートフォーカスを有効にすることができるようになった。
  • ビデオモードでヒストグラムが利用できるようになった。
  • オーディオのクリッピングを防ぐために、デフォルトのマイク入力レベルを少し下げた。

これらはすべて、カメラの使い勝手を向上し、ビデオユーザーの不満を軽減するための歓迎すべき対策だが、我々が望むことはまだ他にもある。

残念ながら、F-Logの内部記録は、今回は見送られている。即ち、F-LogはHDMI出力にのみ可能だ。映画的なルックを得るには、当面は内臓のフィルムルックのピクチャープロファイルを使用するしかないだろう。HDMI出力にのみF-Logが可能な理由は、HDMI出力が非圧縮4:2:2であるのに対し、内部記録は圧縮4:2:0になってしまうため、より高画質なHDMI出力にF-Logを対応しているため。内部記録へのF-Logの対応は、もう少し検討が必要なのだろう。

更なる詳細はこちらから入手できる。 なお、5月にもアップデートが予定されているようだ。

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