ブラックマジックPocket Cinema Camera 4Kレビュー

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待望のBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kが手に入り、これを詳細にレビューした。画質とは別に、使い勝手もチェックしている。さらに低照度特性とダイナミックレンジについても測定した。ぜひご一読いただきたい。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kの概要

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K(以下BMPCC 4K)は今年4月にNABで発表され、今年最も注目されているカメラの一つだ。ラスベガスでは同社の創設者Grant Petty氏との独占インタビューを行い、このカメラに関していろいろ伺った。 ブラックマジックデザインは、9月に出荷を開始すると約束していた。確かに、非常に少数のBMPCC 4Kが9月末に出荷され始めたが、依然として需要を満たすほどではなかった。生産がやや遅れているようだが、2週間待ち程度なので、徐々に解消されてきているようだ。

外観と操作性

BMPCC 4Kはポケットカメラという名が付いてはいるが、それを実行するには非常に大きなポケットが必要だ。 同社のURSA Miniが決して「ミニ」とならなかったのと同じで、BMPCC 4Kは普通のポケットには収まらない。従来のBlackmagic Pocket Cameraと比較しても、BMPCC 4Kは非常に大きい。しかし、それはカメラに搭載されている5インチタッチディスプレイの要因が大きい。このモニターは1080pで、様々な面で優れている。フォーカスを判断するのに非常に便利で、コントロールも俊敏に反応する。ただビューファインダーは搭載されておらず、ZacutoのZ-Finderのようなモニター画面に装着するルーペアダプターを使用する必要がある。しかしタッチスクリーンなので、メニューを設定する場合にはいちいち取り外す必要があり、これは実用的ではない。したがって、太陽光下で撮影する場合には、外部のファインダーを追加すると良いだろう。

画面は見やすく、非常に俊敏に反応するが、チルト機構や回転機構は採用されていない。フォーカスアシスタントがいない場合は、モニター画面を覗くため、場合によっては不自然な格好にならざるを得ない。

BMPCC 4Kは、手が大きいユーザーには良いのだが、グリップが大きすぎると思うユーザーがいるかもしれない。

またレンズマウントの左右に2つのマイクが配置されているが、カメラを持つと常にこのマイクに触れてしまう。撮影時には注意する必要があるだろう。

メニューデザインは素晴らしく、とても簡単で使いやすいので、マニュアルを見る必要はないほどだ。このようなカメラメニューを見ると、他の(特に日本製の)カメラのメニューはどうしてこうならないのかと思ってしまう。

バッテリー持続時間

BMPCC 4Kは、キヤノンLP-E6タイプのバッテリーを使用している。 これは5D Mark IIやIIIなどと同じバッテリーだ。手持ちのバッテリーを使えるので、これも嬉しい仕様だ。

ただ残念ながら、カメラの電源管理はあまり良くないようだ。20%以下の充電量では、カメラは警告なしにシャットダウンする。また、フル充電したバッテリーでも35〜45分しか持たないので、かなり電源効率が良くない。

このような理由からCore SWX Powerbase EDGEのような外部電源をダミーバッテリーで使用することをお勧めしたい。1日中というわけにはいかないが、数時間は持つだろう。

Core SWX Powerbase EDGE Battery for Blackmagic Design Pocket Cinema Camera 4K

イメージセンサーと感度

BMPCC 4KにはMFTセンサーが採用されており、ISO400とISO3200のデュアルISOを備えている。ビデオテストでは、これらの2つのISO値でノイズの少ない映像を実現していることを確認した。高画質が目的ならISO6400を超えて撮影するのはお勧めしないが、ドキュメンタリーなどのコンテンツには使用できるだろう。センサーのノイズはDaVince Resolveでノイズ除去することも簡単にできる。

このカメラにの低照度特性は従来のポケットカメラよりも優れており、他の多くのカメラよりも優れているといえる。このレビューの撮影では、夕方の撮影になり、比較的暗い状況で撮影している。レンズはオリンパスの25mm MFT f / 1.2を使用しており、レンズを開放に近い状態でISOを徐々に上げると、適正な露出になった。上のビデオから分かるように、ISO16,000でもノイズは許容できる範囲だ。

解像度とフレームレート

ブラックマジックデザインのカメラは、他のメーカーのカメラのように高圧縮の、独自仕様のコーデックは使用しておらず、RAWとProResで記録する。このカメラも12bit RAWで内部記録する。これはこの価格帯のカメラでは特筆できる機能だ。

ただし、最近発表されたBlackmagic RAWではまだ記録できず(同社とのインタビューはこちら)、RAWはDNG RAWで記録する。12bitだが、もちろんデータは非常に大きくなる。なおProRes HQでは10bitで記録するが、プロ用カメラのほとんどのものより優れている。

さらに4Kで最大60fpsまで記録できることも注目すべき点だ。フレームレートをさらに上げたい場合は、1080pに切り替えると、「センサークロップ」ボタンをアクティブにすることで可能となる。この場合はクロップされるが、毎秒120フレームで記録することができる。

ダイナミックレンジテスト

Cinema5Dの技術専門スタッフGunther Machu氏はcinema5DでBMPCC 4KのLabテストを実施した。テストの詳細に関してはこちら

その結果、ProRes 4K DCI 25pでは、ISO 400/SN2でダイナミックレンジは11.6stop、SN1では12.7stopだった。また、ISO3200ではそれぞれ、10.5 と11.8 stopとなった

興味深いことに、同じDCI 4K 25p RAW(1:1)をテストしたところ、ダイナミックレンジの値が低いことが分かった(約半分)。 DaVinci Resolveで「Highlight Recovery」を選択し、フレームグラブをIMATESTにエクスポートしたときにのみ、ProResと同じ結果となった。

従来のPocket Cinema Cameraをテストした時、ProResとRAWで同じダイナミックレンジ値となったことからすると、これは少し奇妙な結果だ。このときResolveの”Highlight Recovery”を有効にすると、約0.6ストップRAWのほうが高くなる。

なぜBMPCC4KのダイナミックレンジがRAWで低くなるのか謎だ。 ProResではHighlight Recoveryを自動的に行っているだろうか?

これについての我々の質問に対し、ブラックマジックデザインはすぐに返信を送ってくれた。

ブラックマジックデザイのAndy Buckland氏の返信(要約)

Pocket Cinema Camera 4Kは、Blackmagic RAWで開発された新しいデモザイクアルゴリズムを使用しており、ProResにエンコードします。この新しいアルゴリズムは、ProRes記録時のノイズを低減し、ダイナミックレンジを改善するのに役立っています。 Cinema DNG RAWでは、DaVinci Resolveでデモザイクが実行されます。これにより、デベイヤー設定、ノイズリダクション、Highlight Recoveryでの完全な制御と操作が可能になり、ProResを超えるダイナミックレンジが可能になります。

DaVinci ResolveでCinema DNG RAWファイルに最小限のノイズリダクションを適用することで、波形の下のステップをきちんとクリーンアップし、ProResに匹敵するダイナミックレンジを得ることができます。Highlight Recoveryを有効にすることにより、Cinema DNG RAWはProResのダイナミックレンジよりも高くなります。

ProResではダイナミックレンジとノイズ低減という点で、新しいデベイヤーアルゴリズムの恩恵を受け、結果として作業時間が短縮されます。一方RAWの場合は、柔軟な画像処理ができるという利点があります。

まとめ

BMPCC4Kについての更なる情報については冒頭のビデオも参照いただきたい。同社は、オリジナルのポケットカメラの後継機を設計するにあたり、多くの顧客の声に耳を傾けた。 その結果”映画的”な美しい映像で、他の同レベルのカメラより高いダイナミックレンジを持つカメラとなった。 まちろん完璧なカメラではないが、共感できるところは多々ある。 このカメラは多くのユーザーに受け入れられるだろう。

フジヤエービックのショップサイト

Blackmagic Design Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K (CINECAMPOCHDMFT4K)

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