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アンジェニュー(Angenieux)EZ-1/EZ-2 ズームレンズ

バンドプロのJeff Cree氏と、2016年後半に発表され、発売が待たれてる Angenieux EZ-1EZ-2ズームレンズについてチャットを行った。これらのレンズはユーザーが容易にマウント変換できるという画期的なものだ。発売時期などについて話を伺ったので、紹介しよう。

EZ-2

the EZ-2 in FF mode

Angenieux EZ-1EZ-2ズームレンズ

ちょっと見ただけでは、これらのズームを完全に理解するのが難しいかもしれない。EZ-1は45-135mm/T3、EZ-2は22-60mm/t3で、2本のシネマズームのセットだ。ここまでは理解できると思うが、EZ-1は30-90mm/T2ズームで、EZ-2は15-40mm/T2にすることもできる。これはどういうことだろうか?

その理由は、実は簡単で、ユーザー交換可能な光学式リアエレメントを使用することで、T3のフルフレーム画像サークルか、T2のSuper 35mmセンサーサイズをカバーすることができるのだ。スピードブースターのようなものと同じと考えて良い。

しかし、それだけではない。 PLからEF、あるいはEマウントに簡単に交換できるのがこのレンズの特徴のひとつだ。また、フォーカスブリージングを最小限に抑え、ズーム領域全般で光量損失がないのも、評価が高い理由と言える。

EZ-2

EZシリーズについては以前にも記事化しているが、もう一度まとめておこう。

主な仕様

EZ-1 FF mode

  • 45-135mm T3 / f2.8、対角46mmまでの画像カバレッジ
  • 軽量(2,050g)

EZ-1 s35 mode

  • 30-90mm T2 / f1.9、対角30​​mmまでの画像カバレッジ
  • ランピングなしでズーム範囲全体で非常に明るい(T2)
  • 軽量(2,150g)

EZ-2  FF mode

  • 22-60mm T3 / f2.8、対角46mmまでの画像カバレッジ
  • 軽量(2,070g)
  • 最小限の歪みで非常に広いカバレッジ

EZ-2  super35mm mode

  • 15-40mm T2 / f1.9、対角30​​mmまでの画像有効範囲
  • ランピングなしでズーム範囲全体で非常に明るい(T2)
  • 軽量(2,120g)
  • 最小限の歪みで非常に広いカバレッジ

また、すべてのEZズームレンズは次の機能を共有している。

  • レンズの長さは、ズームとフォーカスの範囲全体で一定
  • 伝統的なAngenieuxのルック:色味はOptimo&OPTIMO STYLEシリーズとマッチする
  • ショートMOD 0.6m / 2フィート
  • レンズ内熱処理により、温度ドリフトを大幅に低減
  • 300度の回転による正確で人間工学的なフォーカスリング
  • 発光FTZマーキングは暗闇での読み取りが容易
  • PLレンズマウントで使用可能、ユーザーがEFまたはEマウントへの変換可能
  • フロント径114mmで、OPTIMO&OPTIMO STYLEコンパクトズームとマットボックスを共用できる
  • 取り外し可能なENGスタイルのズームグリップ
EZ-2

The EZ-1 in s35 mode

新しい情報は、ズームロッカー付きのグリップが同梱されていることだ。グリップを使用すると、さまざまな設定でレンズを使うことができる。例えば、MOVCAMを使用したワイヤレス操作、標準の20ピンコネクタで接続してサードパーティ製品の使用、グリップでのローカル接続などだ。使用状況に広く対応できる柔軟性を持っている。

価格と発売時期

Angenieux EZ-1ズームレンズは既に出荷されており、EZ-2ズームの生産は8月に開始予定。価格はグリップアタッチメントと、各種マウントを含み、25,400ドルと考えられている。競合として考えらえっるのは、フジノンZK19-90mm/T2.9 Cabrioズームレンズ($ 29,800)あたりだろう。今後詳細な比較をしてみたい。

詳細はAngenieuxのWebサイトを参照願いたい。

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