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パナソニックがEVA1プロトタイプをIBC2017で展示

パナソニックはIBC 2017EVA1のプロトタイプを展示した。今までにも何度かお伝えしているが、実物を見るのはこれが始めてだ。

パナソニックEVA1の発売日が近づいてきたが、多くの読者は次の情報を待っているのではないだろうか。EVA1についてはCinegear 2017でもお伝えする機会があったが、今まではモックアップの展示だった。 IBC 2017ではプロトタイプを展示している。

デュアルネイティブISO

EVA1の最大のセールスポイントの1つは、デュアルネイティブISOだ。これは、カメラセンサーが、カラー、コントラスト、ダイナミックレンジ、およびノイズにおいて最適な性能を達成できる2種類のISOを設定するというもの。 ISO800とISO2500でネイティブISOのパフォーマンスが得られるが、最大ではISO25,000の設定が可能だ。メニューからネイティブISOを変更できるが、設定を瞬時に変更できるよう、専用のスイッチがカメラ本体に装備されている。

コーデック

現在EVA1はLong GOPコーデックをサポートしているが、今後のファームウェアアップデートでAll-INTRAも追加される予定。いずれの場合でも、EVA1は100Mbpsまたは150Mbpsで4K /422/ 10ビットを処理できる。

パナソニックEVA1は、5.7Kセンサーにより4K解像度で記録できる。フレームレートに応じて、カメラは3つの異なるモードを提供する。

  • センサーのSuper 35mm領域の5.7Kを使用して4K /60kで記録。
  • センサを本質的に2.8Kのイメージャとして使用し、ピクセル情報を「ミキシング」することで最大2倍の120Kで撮影できる。これもスーパー35mm。
  • 4/3モードでは、19mmのマイクロフォーサーズよりわずかに大きいサイズにセンサーをクロップし、2.2Kを使用して2K /240kまで撮影することができる。

メニューとガンマカーブ

また、タッチスクリーンLCDも動作しており、EVA1のメニューをコントロールできている。 同社のVaricam LTとは異なり、EVA1はLUTのインポートをサポートしていない。しかし、フラットな画像プロファイルを正しく表示するため、オンボードのRec.709ディスプレイアシストを搭載している。

また、Rec.709やハイダイナミックレンジHLGなど、さまざまなガンマカーブを搭載しており、これも仕上がっているようだ。

さらに、取り外し可能なIRフィルターも用意されていた。これはNDフィルターのように通常のフィルターホイールを介して装着されるもので、夜間の撮影やドキュメンタリー撮影に便利なツールだ。

出力に関しては、EVA1はHDMIポートから、4K/60p/422/10ビットを出力することができ、Atomosのモニターレコーダーなどで収録することができる。

また、EVA1のEIS(Electronic Image Stabilizer)も動作している。 EVA1は、ソフトウエアでの手振れ補正と同じように、手ブレを補正するために約15%の画像をクロップする。

EVA1は現在約90%の仕上がりだが、10月末までには完成し出荷される予定。フジヤエービックで、853,200 円で予約受付中。

 

フジヤエービックのショップサイト

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