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ソニー FS7IIを発表 — 可変NDフィルターを搭載、新レンズとともに細部までブラシアップ

ソニーがFS7IIを発表した。外見はよく見ないと従来機との違いが分からないくらいキープコンセプト。しかし、可変NDフィルター、新レンズを含め、進化度は大きい。更にこれまでのユーザーの意見を取り入れ、細部にわたりブラシアップしている。

FS7は2014年10月に発売され、そのユニークなハンドルグリップが印象的なラージセンサービデオカメラとしてデビューした。Super35mmのCMOSセンサーを採用、本格的なビデオ用Eマウントズームレンズの採用もあって、シネマライクな映像が撮れるカメラとしてスタンダードな存在になっている。

しかし、その後に発売されたFS5には可変NDフィルターが採用されたり、多少テレ寄りのズームレンズのワイド化が求められたりと、ユーザーが多い分、様々な要求が寄せられていた。

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FS7IIはこのような要求を徹底的に調査、分析し、細かい点に至るまで、ほぼ対応したのではないかと思えるほどの進化を遂げている。その中でも特筆されるのが可変NDフィルター。すでにFS5で採用されているので、その便利さを体感している読者は多いと思うが、可変NDフィルターの特徴は便利なだけではなく、カメラ操作面でも今までの常識を覆してしまう。冒頭のビデオにもあるように、被写界深度を保ったまま明るさを変えることができるのだ。

二つ目は、新しくなった同梱のズームレンズSELP18110G。まず、従来のSELP28135Gのワイド端28mm(35mm換算47.6mm)に比べて、18mm(35mm換算30.6mm)とワイド化されており、更にズーム非は4.8倍から6.1倍になり、テレ端は110mm(35mm換算187mm)に達し全域F4を実現している。そして、このレンズのもう一つの大きな改良点は、ズームリングとレンズがメカニカルに直結され、リングと実際のズーミングに遅れが無くなったこと。もちろん、ズームリング回転方向の切り替えは健在だ。

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その他にも、次のように多くの改良がされている。

  • ロックレーバーが追加されたEマウント
  • ウエストポジションに対応した新アーム
  • ロックレバーが増設され、丸型から角型になったモニターロッド
  • 取り付けやすくなったアイピースフック
  • 折り畳み式モニターフード

これらの改良により、FS7IIはより完成の域に近づいたと言える。FS7のアームが使えるなど、FS7とのアクセサリーの共有性も高く、FS7と混在使用しても違和感はないだろう。

発売日 2017年1月予定
希望小売価格 FS7M(レンズ無し) 1,200,000円(税別)
FS7M2K(レンズ同梱) 1,580,000円(税別)

なお、従来機のFS7は販売継続される予定。(FS7Kは生産完了)

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